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元甲子園球児の宇梶がプロボクシングデビュー戦TKO勝ち 葛西会長にジム初陣勝利を贈る

[ 2026年10月3日 19:32 ]

▽スーパーフェザー級4回戦   宇梶哩惟河(GLOVES)<TKO3回3分2秒>多田太郎(FUNABASHI E―BOX) ( 2026年10月3日    東京・後楽園ホール )

デビュー戦で3回TKO勝ちした元甲子園球児の宇梶哩惟河(左)とジム初陣を飾った葛西裕一会長
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 元甲子園球児の宇梶哩惟河=りいが=(19=GLOVES)が、多田太郎(FUNABASHI E―BOX)を3回TKOで破り、プロボクシングデビュー戦を飾った。GLOVESジムの葛西裕一会長にとっては、生え抜きプロ第1号の、ジム初陣での初勝利となった。

 積極的に前に出る宇梶と、冷静に試合を運ぶ多田のデビュー戦同士の4回戦は、2回にダウンの応酬となった。宇梶が左フックで先にダウンを奪ったが、多田が右ストレートでダウンを奪い返し、以後は激しい打ち合いとなった。

 3回、鼻血と目の腫れにめげずに前に出た宇梶は、右ストレートでダウンを追加。レフェリーが試合を止めた。「ああいう展開になると思っていなかった」と宇梶。「気持ちが弱くなりそうになったけど、打ち負けないという気持ちだった」。葛西会長は「アウトボクシングも教えているが、デビュー戦なので無理をさせた」と指示した打ち合いで勝ちきった宇梶を「ど根性」と褒めた。

 福島の強豪、学法石川高で野球部に所属し、2023年には選抜のベンチ入りメンバーにも入った。甲子園では出場機会はなかったが、対戦した健大高崎の155キロ右腕、石垣元気(現ロッテ)とは、練習試合で対戦し、安打も記録したという。

 日大進学後に「もともと好きだった」というボクシングを始めた。「野球をやっている時から、負けず嫌いだった。人一倍、練習した」。その野球での経験がデビュー戦の「ど根性」にもつながった。福島から駆けつけた約80人の野球部仲間の前で、晴れ姿を披露した。

 9年前に東京・世田谷区にオープンしたGLOVESは、アマチュアとフィットネスで経営してきたが、昨年にプロ登録した。宇梶が生え抜きではジム第1号のプロ選手で、この日がジムの初陣でもあった。

 葛西会長は「うれしいですね。よく倒した。100点です」と手放しで喜ぶ。ボクシングを始めて、わずか1年2カ月でデビュー戦勝利を挙げた宇梶を「来年の新人王戦に」と期待した。

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