【竜王戦】2日制“初体験”で洗礼!服部慎一郎七段、立会人から封じ手の書き方、直接指導受ける

[ 2026年10月9日 19:32 ]

藤井聡太竜王(左)が待つ中、立会人の森内俊之九段(右)の指導で記録係用の机を借りて封じ手を完成させる服部慎一郎七段(日本将棋連盟提供)
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 将棋の藤井聡太竜王(24)=王将など6冠=に服部慎一郎七段(27)が挑む第39期竜王戦7番勝負第1局は9日、東京都渋谷区のセルリアンタワー能楽堂で1日目が始まり、藤井の先手で戦型は相掛かりへ進んだ。午後6時、服部が44手目を封じて1日目が終了した。

 午前中に25手しか進まなかった将棋は午後になっても膠着(こうちゃく)状態が続いた。前へ出た駒が後ろへ下がり、近年では珍しいスローペース。封じ手の局面は藤井が銀冠、服部は雁木(がんぎ)に自陣を組み、開戦をまだこれからの序盤といった様相だ。

 服部は今夏の棋聖戦以来2度目のタイトル戦で2日制は初めて。つまり初体験の封じ手で、洗礼を浴びることになった。

 立会人の森内俊之九段が午後6時、手番の服部に封じるよう促すと「はい、封じます」と即座に意思表示した。ところが相手の藤井に内容を知られないよう、控室で記す封じ手用紙2通を将棋盤の前で記入しようとしたためか、森内が「控室で書いて」と小声で諭すシーンがあった。

 また、封じ手を書いて対局室へ戻った服部が確認のため森内へ示す。封印の意図から、封じ手用紙を入れ、のり付けした封筒の裏へ割り印のように赤ペンで「服部」と書き、丸で囲う作業が未完だった。記録係用の机を活用し、2日制経験も豊富な名人8期の十八世名人資格保持者「森内先生」から教わり、作業を完了させる場面もあった。

 持ち時間8時間から藤井は3時間30分、服部は4時間9分を消費した。対局は10日午前9時再開。

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