ちばてつやさん死去「あしたのジョー」だけでない多彩な作品 描き続けて半世紀超…華々しい受賞歴

[ 2026年10月27日 12:13 ]

ちばてつやさん
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 「あしたのジョー」「おれは鉄兵」などのヒット作で知られ、文化勲章を受章した漫画家のちばてつや(本名千葉徹弥=ちば・てつや)さんが死去したことが分かった。87歳。東京都出身。

 ちばさんは1939年1月11日、東京都築地の聖路加病院で生まれた。1941年1月に旧満州の奉天(現・中国遼寧省瀋陽)に渡り、終戦後の1946年に中国から引き揚げた。

 1950年には友人が作る漫画同人誌「漫画クラブ」に参加。1956年に単行本作品でプロデビューし、58年には「ママのバイオリン」で雑誌連載を開始した。61年には「ちかいの魔球」で週刊少年誌にデビューした。

 主な作品には「1・2・3と4・5・ロク」「ユキの太陽」「紫電改のタカ」「ハリスの旋風」「みそっかす」など。中でも、高森朝雄さん原作の「あしたのジョー」は、ボクシングに人生を懸ける矢吹丈の姿を描いた代表作として広く知られる。

 作品の評価は数々の賞にも表れている。1962年に「1・2・3と4・5・ロク」「魚屋チャンピオン」で第3回講談社児童まんが賞を受賞。76年には「おれは鉄兵」で第7回講談社出版文化賞児童まんが部門、77年には「のたり松太郎」で第23回小学館漫画賞青年一般部門と第6回日本漫画家協会賞特別賞を受賞した。

 その後も2001年に文部科学大臣賞、02年に紫綬褒章、09年に第33回講談社漫画賞講談社創業100周年記念特別賞、12年に旭日小綬章を受けた。14年には文化功労者に選ばれ、17年には練馬区名誉区民に選定。22年には日本芸術院会員となり、24年には菊池寛賞と文化勲章を受章した。

 公益社団法人日本漫画家協会の会長も務め、漫画文化の発展に尽力してきたちばさん。作品を通じて幅広い世代の読者に親しまれるとともに、漫画を日本の文化として発展させてきた功労者となった。

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