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【W杯】米国FW処分猶予問題 UEFAがFIFAを異例の非難「前例なく理解しがたい…強い不信感」

[ 2026年7月6日 19:37 ]

米国のトランプ大統領(左)と話すFIFAのインファンティノ会長(AP)
Photo By AP

 FIFAは5日、米国代表のFWフォラリン・バログン(モナコ)がワールドカップ(W杯)北中米大会決勝トーナメント2回戦のベルギー戦で出場可能になったと発表した。同1回戦のボスニア・ヘルツェゴビナ戦でレッドカードを受け一発退場し、次戦出場停止となるはずだったが、規律委員会の猶予判断により処分の一時保留が決定した。これを受け、欧州サッカー連盟(UEFA)はFIFAの対応を強く非難した。

 FWバログンは今大会3得点と活躍。勝利したボスニア・ヘルツェゴビナ戦でも先制ゴールを決めたが、後半19分にレッドカードを受け一発退場。8強進出を懸けたベルギーとの大一番にエースを欠くピンチが訪れていたが、一転して出場可能になった。

 UEFAは公式サイトで一連の決定への見解を示し、「サッカーは他のスポーツと同様に、ルールに基づいて成り立っており、ルールは公正で誠実かつ透明な競技の基盤となるものです。ルールには解釈の余地がある場合もありますが、この場合はそうではありません。レッドカードを受けた選手は最低でも1試合の出場停止処分を受けるという規定は、裁量によるものではなく、権限のある機関の決定を経る必要もありません。これは規則に定められた原則であり、例外を設けることはできません。ましてや、他の多くの選手が同様の状況に置かれ、定期的に出場停止処分を受けている大会の最中に例外を設けるなど論外です」と断じた。

 続けて「ルールの確実性がその管理者によって保証されなくなると、競技の公平性が損なわれ、大会の信頼性が損なわれる。同様に、このような決定は進行中の大会において前例となり、同様の状況が発生した場合には同様の対応が求められるようになり、大会にとって不利益となります」とし、「サッカーは、その美しさと、世界中で同じルールでプレーされていることから信頼されているという点で、世界で最も愛されているスポーツです。トーナメントは決して単独で完結するものではなく、ワールドカップのような大会であれば、サッカー全体にプラスにもマイナスにも影響を与える力を持っています。私たちは、このような前例のない、理解しがたく、正当化できない決定に、強い不信感を表明します」と異例の表明を行った。

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