閉鎖処分の木瀬部屋 力士の将来心配する声

[ 2010年5月28日 18:12 ]

 名古屋場所での暴力団関係者観戦問題で、閉鎖処分となる木瀬部屋の力士の受け入れ先などについて、日本相撲協会の武蔵川理事長(元横綱三重ノ海)は28日、「(木瀬)親方と弟子が話し合って決めるだろう」と、近く所属する出羽海一門の移籍部屋が決まるとの見通しを示した。

 木瀬部屋力士は、そのまま一門の部屋に移る見通し。ただ部屋の閉鎖という異例の処分から一夜明け、所属の27人の今後を心配する声が相次いでいる。
 ある40代の若手師匠は「木瀬親方を慕って入門した力士の気持ちを考えていない。師匠に非はあるが、最大の犠牲者は師匠を突然失った力士たち」と指摘する。他の親方衆からも「何もそこまでしなくても…」といった声が上がった。所属力士の将来を不安視し、木瀬部屋を存続させながら相撲協会の武蔵川理事長ら出羽海一門の先輩親方たちが木瀬親方を監督、指導するというやり方もあったのでは、との意見も出ている。
 27日の理事会では大多数が部屋閉鎖に賛成だった。だが北の湖理事(元横綱)が「相撲に一生懸命打ち込んでいる力士の立場はどうなるのか」と反対。貴乃花理事(元横綱)は「もう少し時間をかけて調査をしてから結論を出すべきでは」と慎重だった。
 木瀬部屋は28日も静まり返った。悔しさと不安から泣いている力士もいるという。受け入れ先は北の湖部屋が最有力とされるが、ある力士は「自分たちは一体どうなるんですか」と動揺を隠せなかった。同部屋のマネジャーによれば、木瀬親方はショックで寝込んでいるという。

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