阪神ドラフト1位・立石正広「悔しい。頭が真っ白」涙の学生ラストゲーム糧にプロで日本一

[ 2025年11月5日 05:15 ]

関東地区大学野球選手権 準決勝   創価大3-4神奈川大 ( 2025年11月4日    横浜 )

関東地区大学野球選手権準決勝<創価大・神大>9回、サヨナラ負けに涙ぐむ創価大・立石 (撮影・西川祐介)
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 阪神からドラフト1位指名を受けた創価大・立石正広内野手(22)が4日、関東地区大学野球選手権で準決勝の神奈川大戦(横浜)に「3番・二塁」で先発出場するも無安打に終わった。チームは1点優勢の9回2死二塁から被弾。痛恨のサヨナラ負けで明治神宮大会出場を逃した。悔しさを押し殺した未完の大器はプロの世界で日本一の夢をかなえる決意を示した。

 まさかの結末に、立石はその場で崩れ落ちた。3―2で迎えた9回2死二塁、カウント2―2。2年連続となる神宮切符は「あと1球」まで迫っていた。歓喜目前で、相手打者が放った打球は無情にも左翼席に着弾。しばらく、二塁の位置でしゃがみ込むと、整列の際には涙がこみ上げてきた。 

 「悔しいです。こういう負け方はなかなか経験していない。ちょっと頭が真っ白になりました」

 チャンスで一本を出せなかった。結果は4打数無安打。4回までの3打席は得点圏に走者を置いた状態で凡退した。それでも相手バッテリーの警戒は強く、大学最終打席となった1点優勢の9回2死二、三塁では申告敬遠で勝負を避けられた。「得点圏で回った中で一本も出せなかったので、嫌な予感はしていました」。試合前時点で今大会は2試合で7打数3安打、1本塁打、4打点と活躍。主将として、主軸としてチームを引っ張ってきた。それだけに志半ばで終わりを迎えたことには悔しさが残った。

 「アマチュアでは最後の野球という中で、もちろん日本一になりたかった…。(次はプロでの日本一奪回を)頑張りたい」

 大学でかなえることができなかった日本一の夢は次のステージで必ず成し遂げると誓った。ドラフト1位指名を受けた阪神は今季6番打者が日替わりとなり、最後まで固定できなかった。6番は打順別打率が・198。両リーグ唯一の打率1割台だった。課題は明確。東京新大学リーグでは2度の首位打者、3度の本塁打王、打点王を獲得した世代No・1スラッガーが来季6番にフィットすれば、リーグ連覇、日本一奪回も夢ではない。

 敗戦後、チームメートからは甲子園での活躍を後押しされた。「甲子園に応援に行くからな!」。その心強いエールに和製大砲も呼応。「頑張って甲子園で試合に出て、それを見に来てくれたら、凄くうれしいことだなと思います」。プロ入り前ながら目標は決まった。日本一を果たすことができなかった戦友の思いも背負う未完の大器が猛虎の一員として再び頂点に挑む。 (松本 航亮)

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