阪神 真夏の怪?「ビジター帰り甲子園初戦」は2勝10敗1分けの大不振 藤川監督「点を取らなければ…」

[ 2026年7月21日 01:15 ]

セ・リーグ   阪神0―7DeNA ( 2026年7月20日    甲子園 )

<神・D(11)>3回、中飛に倒れる佐藤輝(撮影・岸 良祐)
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 阪神は20日のDeNA戦(甲子園)で打線が散発3安打と沈黙し、0―7の完敗を喫した。ビジターから甲子園に戻って迎えた初戦の成績は、2勝10敗1分け(勝率・167)と大不振。特に打線の低迷が深刻で、今季5度の零敗のうち、実に4度もビジター帰り初戦で記録している。「ウル虎の夏」の特別ユニホームを着用して臨んだ一戦でも魔のデータを払拭できず、巨人に同率首位に並ばれた。  

 球団初のリーグ連覇を狙う猛虎に、思わぬ落とし穴があった。ビジターから甲子園に戻った初戦に、めっぽう弱いのだ。自慢の打線が不思議としぼむ。この日のスコアボードの得点は「0」。7点差完敗の要因は打線にもあると、藤川監督は指摘した。

 「ゲームが壊れてしまったのは(ファンに)申し訳ないという悔しさはあるが、その前に点を取らなければ。お互い、後半はいいピッチャーが出てくるから。もちろん、(いろんな場面で)我慢はしているけど」

 3回までに得点圏に走者を2回進めながら、本塁が遠かった。5月8日の対戦で白星を献上した右横手・平良の適度な荒れ球に手を焼いた。試合を通じて放った安打は3本のみ。野手の安打は大山の2本のみ。残る1本は、先発の大竹によるものだった。コンディション面を考慮してスタメン落ちした中野の不在も重く響いた。

 「ビジター帰りの甲子園初戦」はこれで2勝10敗1分け。勝率・167と苦戦が続く。特に打線の不振が深刻。今季喫した5度の零敗のうち、4度が「ビジター帰り初戦」で記録している。藤川監督はこれまでに、原因をこう分析していた。

 「長打が出やすい球場で試合をした後に(甲子園で)違う野球に変えなければいけない。セ・リーグも大きくない球場が増えている。そのあたりで難しいのはある。選手たちのバリエーションを含めて、一つずつ修業」

 対策はしている。9連戦の7戦目となったこの日は、広島からの移動ゲームの上、最高気温35度の猛暑日だった。練習はコンディションを整えることを優先し、通常より20分近く短い1時間10分で切り上げた。「魔のビジター帰り」克服へ、手は打っているのだ。

 4打数無安打に終わった前夜のヒーロー佐藤輝はさばさばと振り返った。「当たりは良かったけど、しょうがない。1、2打席目は良かった。切り替えて、また明日」。藤川監督も前を向いた。「相手投手に上回られたところはある。でも、とにかく切り替えながら。ファンの皆さんに良い姿を見てもらえるように、しのいでいきたい」。巨人に首位に並ばれたが、零敗した翌試合は3勝1敗と成績は悪くない。つきものが落ちたとして、新しい1日へ向かうだけだ。 (倉世古 洋平)

 ○…阪神は今季5度目の零封負け。ビジターから甲子園に戻って迎えた初戦は、今季13試合で2勝10敗1分けと大きく負け越しているが、その10敗のうち4度が零封負けとなった。

 ▽ウル虎の夏 13年から始まった「真夏の祭典」をコンセプトにして、特別ユニホームを着用して戦うイベント試合。特別ゲストが日替わりで来場して試合を盛り上げるほか、フードイベントの実施や、限定商品を販売。20日からのDeNA3連戦、24日からの巨人3連戦の計6試合で開催する。昨年までの成績は39勝42敗3分けの勝率・481。

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