マウンドでは雄叫び 家では静かにハンバーガー返し ドジャース・ベシアの「オンとオフ」

[ 2026年9月10日 07:03 ]

ドジャースのアレックス・ベシア
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 ドジャースの公式ブログ「ドジャー・インサイダー」が、マウンド上では感情を爆発させながら、球場を離れると穏やかな素顔を見せる救援左腕アレックス・ベシア投手(30)を特集した。

 ベシアの感覚では、ブルペンから登板した救援投手に与えられるのは約15球。そのわずかな球数で「ヒーローになるか、戦犯になるか」が決まるという。成功すれば雄叫びを上げ、打たれれば悔しさをあらわにする姿で知られるが、そうした反応は演出ではない。「あんなふうになるのはフィールドだけ。家でハンバーガーをひっくり返しながら『よっしゃ!』なんて叫ばないよ」と笑った。

 野球奨学金を提示してくれた大学は、カリフォルニア州立大イーストベイ校だけだった。2018年ドラフト17巡目でマーリンズに入団し、21年2月にトレードでドジャースへ移籍。加入当初はクレイトン・カーショー、ケンリー・ジャンセン、ウォーカー・ビューラー、ブレーク・トライネンらベテランに支えられた。今ではスプリングトレーニングに参加する若手や、3Aとメジャーを往復する投手を助ける側になった。

 忘れられないのは24年ワールドシリーズのヤンキースとの第2戦だ。4―2の9回2死満塁で登板し、代打ホセ・トレビノを初球で中飛に仕留めた。打球速度が90マイル(約145キロ)と表示された瞬間、本塁打にはならないと確信。わずか1球でセーブを挙げた。クラブハウスへ戻ってから「今のは本当に起きたことなのか」と、少年時代から夢見た舞台に立った実感が湧いたという。

 一方、球場外では妻とコーヒー店を巡る動画をTikTokなどで発信。ファンからも遠征先のおすすめ店がDMで届き、野球を忘れる時間になっている。オフは毎日ジムへ通い、自宅のサウナと冷水浴で心身を整える。激しい勝負の世界と静かな日常。自在に“緩急”をつけることが、ドジャースのブルペンを支える左腕の原動力になっている。

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