森繁和氏 ひと振りで決められるソフトバンク打者陣がDeNA投手陣飲み込んだ

[ 2026年10月28日 05:30 ]

SMBC日本シリーズ2026 第3戦   ソフトバンク2―1DeNA ( 2026年10月27日    みずほペイペイD )

<ソ・D>9回、牧原大に適時打を浴びるレイノルズ(撮影・岡田 丈靖)
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 【森繁和 視点】3試合連続の延長戦を全てソフトバンクが勝利した。紙一重のように見えるが、やはりそこには差がある。貯金42でリーグ3連覇。シーズンではその強力打線が、150キロ超が当たり前になっているパ・リーグ他球団の「パワー系」のリリーフ投手を打ち砕いてきた。言うなれば一人で、ひと振りで決められる打者が多い。その威力がDeNAの投手陣をのみ込んだ形だ。

 9回2死二塁で牧原大が同点の右前適時打。DeNAの守護神レイノルズが投じたのは156キロの直球だった。しかし高めを狙ったものが引っかけて内角低めに。高めなら空振り、ポップフライの可能性もあったが、引っかけたことで威力が落ち、同時に低めにいったために打球は詰まりながらもヒットゾーンに飛んだ。

 カウントは3―1。打者有利な状況で引っかけた直球と、牧原大にとって展開が向いた。無理に勝負せず四球でも…という策もあったが、塁に出せば逆転の走者になる。難しい判断だった。延長10回の正木のサヨナラ弾も、ルイーズがカウント2ボールからの152キロを被弾。こちらも打者有利な状況で内角を狙ったものが逆球で外角に。バットのやや先だったが、今季28発の正木のパワーに屈した。

 レイノルズはこれで2試合連続のリリーフ失敗。結果論ではあるが、8回2死から登板した変則左腕の岩田を9回も続投させる選択肢はなかったか。9回は栗原、柳田と左打者が続く。第2戦でも近藤、栗原を抑えた変則サイドスローを最大限に有効活用する場面でもあった。

 追い詰められたDeNAは、いかに得点を奪うか。この日も追加点が入らず、1―0で終盤に入ってしまったことが結果として響いた。先制、そして追加点。先手、先手で試合を進められるかが、勝利、そして逆襲への近道となる。

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