西武ドラ1・川尻 プロでもノーヒットノーランを 亜大の同姓先輩の元阪神・川尻氏に続く

[ 2026年10月30日 05:30 ]

目標を聞かれ「新人王」と色紙に書いた亜大・川尻(撮影・西海健太郎)
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 西武からドラフト1位指名を受けた亜大・川尻啓人投手(22)が29日、都内の同大武蔵野キャンパスで指名あいさつを受けた。広池浩司球団本部長、十亀剣スカウトらと面談を終え「持ち味の直球をしっかりとアピールしたい。近い目標は2桁勝利で新人王。球団や日本を代表するような投手になっていきたい」と決意を新たにした。

 ドラフト直前に東都大学野球リーグでノーヒットノーランを達成し、一躍名を上げた右腕。1メートル89、94キロの恵まれた体格から繰り出す最速158キロの直球を武器に、今度はプロの舞台で快挙を夢見る。大記録については「あまり狙わず、いつも通りに一人一人と対戦する意識でやっていこうかな」と控えめに答えたが、西武は12球団屈指の守備力を誇る。「バックに凄くいい守備がいると安心して投げられるとは思います」と色気も見せた。

 98年に阪神でノーヒットノーランを達成した川尻哲郎は亜大出身。同じ名字の偉大な先輩は横手投げの技巧派だったが、自身は大学入学当初から磨いてきたという「ズドーンと来る直球」でプロの打者にも真っ向勝負を挑む構えだ。広池本部長は「まだまだ伸びていく過程の器の大きい選手。来年だけじゃなく、長く活躍してほしい」と飛躍を願った。

 「期待されているという自覚はある。それに応えられるようなプレーや立ち居振る舞いをしたい」と川尻。プロでも偉業達成なるか。期待は日に日に高まるばかりだ。(河西 崇)

 ▽川尻の今秋ノーヒットノーラン
 10月13日の国学院大戦で打者31人相手に120球、11奪三振。3、5、6回に四死球や失策などで走者を背負ったが、最後まで球威は衰えず東都1部リーグでは22年ぶり、史上11人目(12度目)の快挙。試合後は「8回が終わるまで気付いていなかった。実感がないけどうれしいです」と強心臓ぶりを見せた。

 ▽阪神・川尻のノーヒットノーラン
 プロ4年目の98年5月26日の中日戦(倉敷)で史上66人目(77度目)の偉業達成。打者29人に110球、2四球。内野ゴロ16に対して三振は1という内容で、球団では92年の湯舟敏郎以来の記録達成だった。試合後のお立ち台では「実感は湧かないが、終わってみれば凄いことをした」と興奮気味に話した。

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