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渡来美響が5回TKOで日本Sライト級新王者 「ウシクら世界トップが出る興行に」最短での世界挑戦目指す

[ 2026年8月1日 22:05 ]

プロボクシングDYNAMIC GLOVE on U-NEXT 46 日本スーパーライト級タイトルマッチ10回戦   渡来美響(横浜光)《TKO5回1分11秒》川村栄吉(角海老宝石) ( 2026年8月1日    東京・後楽園ホール )

5回TKO勝ちで新王者に輝いた渡来(中央)
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 日本スーパーライト級1位・渡来美響(27=横浜光)が王者・川村英吉(26=角海老宝石)に5回TKO勝ちし、新王者に輝いた。戦績は渡来が9勝6KO1敗、川村が7勝4KO1敗1分け。

 “メイウェザー・スタイル”で王者に何もさせなかった。渡来は元世界5階級制覇王者フロイド・メイウェザー(米国)のように左腕をLの字に立てて体に引きつける「L字ガード」を駆使。プレッシャーをかける相手をジャブで制しながら、ガードの隙間から左アッパー、右フックと強打を浴びせ続けた。

 「3、4回からプレッシャーに慣れてきた」と徐々に攻勢を強めると、5回にワンツーでダウンを奪取するとレフェリーがノーカウントで試合をストップ。リング上で喜びを爆発させ「KOでこのベルトを獲ることができて本当にうれしい。不器用な性格で獲るまでに長い年月が懸かったがこうしてベルトを巻くことができてよかった」とガッツポーズを繰り返した。

 自身初のベルトを巻いた控室では「(キッズ時代)大橋ジムにいた頃に世界のベルトを触らせて頂いたことがあったが、いざ自分が触るとずっしりと重みがあって感慨深い」と頬を緩めた。高校、大学時代は無冠に終わったが「日本一を獲るために何が足りないのか、自分と向き合ってきた。今はようやくクリアできたのかな」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。

 昨年3月に日本同級王者・李健太(帝拳)に挑戦(9回負傷判定負け)して以来、2度目のタイトル挑戦。同一戦の挑戦期間から自身が武器としてきたワンツーが本調子ではなかったというが「前回あたりから吹っ切れて、元々の良さをようやく試合で出せた」と自画自賛の勝利。文字通り、打たせずに打つメイウェザーのようなスタイルで王者に何もさせず「日本人でこのスタイルをやる人は見たことがない。世界のボクシングを日本人として体現して最終的に世界のベルトをスーパーライト級で獲りたい」と宣言した。

 地域王者との統一戦も視野に入れるが見据えるのはあくまで世界。最短での世界挑戦への道を模索する。昨年、世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(33=大橋)が出場したサウジアラビアの「リヤド・シーズン」や新興プロモート会社のズッファ・ボクシングの名を上げながら「ウシクのような世界トップが出るような、とにかく大きい興行でやりたい」とアピール。「今日の内容ではまだまだだが、渡来なら世界に行けると言ってもらえるような選手になりたい」と誓いを新たにした。

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