「VIVANT」暴力描写に視聴者から意見相次ぐ TBS社長が言及「これからもしっかり検討する課題」

[ 2026年10月28日 15:58 ]

東京・赤坂のTBS社屋
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 TBSは28日、東京・赤坂の同局で定例社長会見を行い、放送中の日曜劇場「VIVANT」について、作中の暴力描写について視聴者から批判的な意見が寄せられていると明かした。

 俳優・堺雅人主演の「VIVANT」は7月より2クール連続で放送中。23年に放送された前作の最終話の直後から物語が始まり、張り巡らされた伏線の数々に、放送後はSNSが考察合戦で沸き立つことも特徴となっている。

 一方で、作中では自衛隊の非公認組織「別班」のメンバーである和田貢(平山祐介)が、中国の裏組織「シンシー」から指を切断される拷問を受けるシーンが描かれた。これを受け、26日付の中国紙「環球時報」がドラマを批判する記事を掲載。中国の裏組織を巡る描写について中国のSNS上の意見を引用し、ドラマが「中国を中傷している」「中国脅威論を誇張している」と非難した。

 龍宝正峰社長はドラマ内での描写について視聴者から「特定の国を敵視しているのではないか」「暴力描写が過剰でないか」という意見が寄せられていると説明。「VIVANTは完全なフィクションによるエンターテイメント作品です」と強調しつつも、これらの意見については「真摯(しんし)に受け止めている」とした。

 作中での表現方法を巡っては、制作現場と常に議論を重ねているとし、「(暴力描写は)ドラマの演出上、必要であるという前提の元で制作しているが、その一方で視聴者の皆様に不快な思いや過度な恐怖心を与える演出になっていないか、この点に関しては今回のことだけでなく、これからもしっかり検討する課題と思う」とした。

 また、中国メディアの批判については「当社は国家間の対立をあおったり、武力行使や暴力を容認する立場にありません。作品を通して特定の国家をおとしめたり、民族対立をあおる意図はまったくございません」と強調した。

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