川島鈴遥&倉沢杏菜 W主演映画「いえないふたり」 見どころの劇中劇は「感情があふれ出てしまう瞬間」

[ 2026年10月28日 17:06 ]

東京国際映画祭で上映された「いえないふたり」の舞台あいさつに登壇した川島鈴遥(左)と倉沢杏菜
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 女優の川島鈴遥(24)と倉沢杏菜(21)が28日、東京国際映画祭の「Nippon Cinema Now」部門で上映されたダブル主演作「いえないふたり」(監督まつむらしんご、来年3月公開)の舞台あいさつに登壇した。過去の悲しい事件をきっかけに疎遠になった2人の女子高生が、高校の演劇部を通じて再び向き合い、壊れてしまった関係と家族を再生させていく。

 主人公2人の関係性がポイントとなる物語。川島はクランクイン前に倉沢、まつむら氏と重要なシーンのリハーサルを行ったことを明かし「芝居だけでなく、関係性を構築するためのエチュードをやって互いにどんな感覚を持つか、つかみあった時間を共有できた」と話した。倉沢は「大きな課題は劇中劇をやること」と考えており、川島と撮影前に学生演劇を鑑賞。そこで気付いた「学生ならでは熱量や思いが爆発的に通じてしまう瞬間を意図的に作り出すにはどうしたらいいんだろう」という点をリハーサルで練り上げることができたという。

 まさに終盤の2人による演劇シーンが大きな見どころ。主人公たちは互いに言葉にできない思いを抱えたまま、舞台上で今まで言えなかったことを演劇で明かしていく。

 川島は「真実味をもってちゃんと生きていることを大事にしていた」と役への向き合い方を述べた上で、劇中劇の場面では「それがよりあふれ出てしまう瞬間が垣間見られるように意識しました」と振り返った。倉沢も「感情があふれようと思えばどこまででもあふれてしまうものを抱えている2人なので、それを抑えきれなくなる瞬間がどこだろうと考えて意図的に作りました」と語った。2人のコメントを受けたまつむら氏は「閉じられていた扉が演劇というフィクションの鍵によってようやく開けられる瞬間」と表現した。

 役や世界観に真摯(しんし)に向き合ってきた様子が見て取れた川島と倉沢。まつむら氏も「準備の段階から丁寧にキャラクターのことを掘り下げてくれた」と言及し、「演技に関しては何も言わなくて済むぐらいノーストレスで撮れた。感謝しています」と絶賛した。

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