【女子ゴルフ】阿部未悠「悔しい思いがバーディーになって帰ってきた」前週の雪辱、9バーディーで2勝目

[ 2026年7月19日 16:18 ]

女子ゴルフツアー 明治安田レディース最終日 ( 2026年7月19日    宮城県 仙台クラシックGC=6692ヤード、パー72 )

優勝トロフィーを手に笑顔を見せる阿部未悠(撮影・会津 智海)
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 5位から出た阿部未悠(25=ミネベアミツミ)が9バーディー、ボギーなしの自己最少スコア63をマークし、通算20アンダーで逆転優勝を飾った。24年4月富士フイルム・スタジオアリス女子以来2年ぶりのツアー通算2勝目。

 鮮やかな逆転劇だった。2日連続で自己最少スコアを塗り替えて2勝目を手にした阿部は「ベストスコアを更新して勝てたことがうれしい。今日は守りに入ることがなく、パットもショットも攻め切ることができた。最近は勝ち切れない試合が続いて悔しい思いもたくさんしたので、その分、今日のバーディーになって帰ってきてくれた」と満足そうに笑みを浮かべた。

 「1番のバーディーパットが入ったのが流れに乗れたきっかけだった」。スタートホールで下りの3メートルを沈めると、破竹の4連続バーディーで滑り出した。

 最大のピンチは13番。第2打がグリーン左のバンカーに捕まり、ピンが近く難しい状況だったが、2メートルに寄せて切り抜けた。

 今季から師事した森守洋コーチに「苦手のバンカーショットをどうにかしたい」と頼み込み、オフはバンカーの練習に時間を割いた。その成果が生み出したパーセーブが15番からの3連続バーディーを呼び込んだ。

 先週は所属契約を結ぶ企業が特別協賛を務めるミネベアミツミ・レディース北海道新聞カップ。地元北海道での大会でもあった。

 ホステスプロとして優勝を目指して奮闘したものの、2位に終わりホールアウト後には悔し涙を流した。

 「みんなが応援してくれていると分かりながら、勝ち切れなかったのが悔しかった。絶対に今季は勝つぞという強い気持ちが新たになった」。その思いを実らせた。

 初優勝から2年3カ月がたった。「自分の理想と現実のギャップが凄くて、思ったようなショット、パットが打てなくなった」と悩んだ時期もあった。

 昨年のこの大会で「イメージしたショットが打てるようになった」。復調の手がかりをつかんだ試合でトロフィーを掲げた。

 今オフ、プライベートでは夢をかなえていた。19歳の誕生日に父親から一眼レフのカメラをプレゼントされたことをきっかけに、野生動物の写真を撮るようになった。

 ここ数年は北海道だけに生息する野鳥シマエナガを撮ることが目標だったが、昨年末、自宅から車で40分のウトナイ湖で撮影に成功した。

 「いつも2~3時間探し回るけど、1度も会えたことがなくて。撮れるところにいてくれたのが初めてだったので本当にうれしかった。今年はいいことあるかなと思っていた。勝てて良かった」。スマホの待ち受けにしている「雪の妖精」が幸運をもたらした。

 見事に復活を果たした25歳。「これから後半戦に入るし、メジャーも入ってくる。3勝目、4勝目と続けるように頑張りたい」と力強く宣言した。

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