【玉ノ井親方 視点】調子が悪い時ほど動きはシンプルに 安青錦が見せた集中力抜群の満点相撲

[ 2026年7月22日 21:14 ]

豪ノ山(左)を寄り切りで下した安青錦 (撮影・亀井 直樹) 
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 大関復帰を懸けた大事な一番で安青錦が満点の相撲を取った。痛めている左足首の状態が良くないのは見ていても分かったが、その左足で鋭く踏み込んで素早く左前まわしを取ったのが勝因だった。その足を軸に体を回転させながら投げを打って、豪ノ山の武器の突き押しを封じ込んだ。

 面白いもので、調子が悪い時ほどいい相撲が取れたりする。もちろんその逆もあるが、体のどこかに不安を抱えていると、できることが限られるので動きがシンプルになる。その分、集中力が研ぎ澄まされるので思い切った相撲が取れる。

 これで大関返り咲きを果たし精神的には随分楽になっただろう。賜杯争いでも単独トップに立ったが、左足の不安もあるので雑念が生じず目の前の一番に意識を向けやすくなるのではないか。そういう感覚で土俵に上がれば追い風も吹いてくる。(元大関・栃東)

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