史上最速タイ新十両昇進の旭富士「もっと愛される力士になりたい」 同郷の師匠から心得 目標は「横綱」

[ 2026年9月30日 14:30 ]

<旭富士十両昇進会見>十両昇進が決まり握手をする旭富士(左)、伊勢ケ浜親方(撮影・大城 有生希)
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 日本相撲協会は30日、東京・両国国技館で大相撲九州場所(11月8日初日、福岡国際センター)の番付編成会議を開き、モンゴル出身の旭富士(24=伊勢ケ浜部屋)と京都府出身の竜鳳(19=音羽山部屋)の新十両昇進を決めた。

 旭富士は東京都墨田区の伊勢ケ浜部屋で会見。落ち着いた表情で「うれしい。親方の指導、周りの関係者の応援があって、土俵で相撲を取ることができたと思う」と話した。

 昨年九州場所の初土俵から所要6場所で、年6場所制となった1958年以降初土俵で常幸龍、炎鵬らの最速記録(付け出しは除く)に並んだ。「うれしいです」。しこ名を受け継いだ伊勢ケ浜部屋付きの宮城野親方(元横綱・旭富士)の7場所を上回った。

 西幕下筆頭で臨んだ秋場所は栃大海(26=春日野部屋)に敗れ6勝1敗。「内容は全然駄目だった。前に出る相撲ができてないので」と反省する。会見に同席した師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱・照ノ富士)は「場所前に肋骨が折れていた。稽古できない中で場所に臨んだけど、よく勝ち抜いたと思う」と称えた。

 九州場所場所では師匠と同じ新十両優勝を目指す。伊勢ケ浜親方は同郷の弟子に「外国の私たちみたいな方たちが活躍するには、日本人以上に相撲のことを理解して、日本人以上に勉強して相撲とはなんだろうと理解してやっていくことを心がけてきた。旭富士にも、もっと勉強して、他の人より相撲に熱心に取り組み、勉強して、みなさんに愛されるような力士になってほしい」と心得を説いた。

 年6場所制以降で初となる序ノ口デビューから4場所連続優勝を達成するなど期待の逸材。秋場所後には宮城野親方から「相撲が駄目だ」と言われ、「まだまだ駄目。もっと相撲を磨いて頑張りたい」と満足する様子は一切ない。将来の目標は「横綱になること。もっと愛される力士になりたい」と力を込めた。

 ◇旭富士 英毅(あさひふじ・ひでき=本名バトツェツェゲ・オチルサイハン)2002年5月17日生まれ、モンゴル・ウランバートル出身の24歳。18年春に来日し、神奈川・旭丘高に相撲留学。21年に伊勢ケ浜部屋に入門し、25年九州場所初土俵。26年初場所から序ノ口、序二段、三段目、幕下と4場所連続で優勝。1メートル87、152キロ。得意は両四つ、上手投げ。

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