【関東大学ラグビー】明大・伊藤龍之介が別格存在感 今季初公式戦で逆転勝利導く 12日から代表合宿合流

[ 2026年10月11日 19:24 ]

関東大学ラグビー対抗戦Aグループ   明大 39―21 筑波大 ( 2026年10月11日    栃木・足利ガスグラウンド )

<明大・筑波大>後半、ロングパスでトライをアシストした明大のSO伊藤龍之介(奥)
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 昨年度大学王者の明大が筑波大を39―21(前半5―14)で下し、開幕3連勝を飾った。日本代表のSO伊藤龍之介(4年)は0―14の前半32分から今季公式戦初出場を果たし、逆転勝利に導く好タクトを披露。1月の全国大学選手権決勝以来の紫紺に身を包み、「代表にいる期間も、やっぱりメイジでやりたいなっていう思いがたくさんあった。こうやって大事な試合に出させてもらえて、結果も出すことができて凄くほっとしている」と柔和な笑みを浮かべた。

 9月のパシフィック・ネーションズカップ終了後に明大に再合流。直後に高野彬夫監督や代表サイドと話し合い、筑波大戦に出場することを計画していたという。当初は後半開始から投入される予定だったが、10番の萩井耀司(3年)の負傷で前半からピッチへ。「後半から出る話ではあったけど、あんなに早く出るとは」と戸惑いもあった様子だが、存在感は抜群だった。

 最初の見せ場は入って2分後。相手キックを自陣22メートルライン内でフェアキャッチすると、即座にタップスタートする“超速ラグビー”で仕掛けた。敵陣10メートルライン付近までエリアを回復すると、その後の相手ペナルティーも経て反撃のトライを演出。後半にも自らの仕掛けからトライを演出し、「常に自分の前のスペースを見て、自信を持って仕掛けた。代表レベルよりはスペースが見えるので、仕掛けられて良かった」とうなずいた。

 「オーガナイズの部分はまだちゃんとコミットしきれていないところがある。(仲間を)迷わせてしまった部分もあったので、そこを改善できれば」と反省も忘れなかったが、見事にプレーヤー・オブ・ザ・マッチも獲得。敵将・嶋崎達也監督も「普通のSOならFWにボールを預けるが、(パスを)キャンセルして走る。強さもあるし脅威。オプションが増えたことに対して、プレッシャーを掛けきれなかった」と舌を巻くなど、格の違いは歴然だった。

 日本代表はこの日から別府合宿に入っており、伊藤は1日遅れのあす12日から合流予定。24日のフィジー戦(東京・秩父宮ラグビー場)後に代表を離れ、来年1月までは大学ラグビーに専念する見込みだという。紫紺を着られるのも、残り3カ月。「(大学の)みんなとラグビーをできる時間も残り3カ月。1試合1試合、かみ締めながら。勝って終わることが凄く大事だと思う」と2季連続大学日本一を置きみやげに、来年のW杯へと飛躍することを誓った。

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