島田麻央「思いっきり、楽しく」 無敵誇ったジュニアからシニア初年度は「積極的に挑戦」

[ 2026年10月14日 05:01 ]

今シーズンへの抱負を語った島田麻央(撮影・小海途 良幹)
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 フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズが23日から始まる。第2戦スケートカナダと第5戦フィンランディア杯に出場予定の島田麻央(17=木下グループ)は、今季がシニア1年目。ジュニアでは公式戦39戦無敗を誇った“令和のマオちゃん”が本紙の単独インタビューに応じ、世界の舞台に向けた思いや抱負などを語った。(取材・構成 西海 康平)

 待ち焦がれたGPシリーズ開幕が迫ってきた。22年にシニアの年齢制限が15歳から17歳に変更されたことから、ミラノ・コルティナ五輪への出場がかなわず、ジュニアで4シーズンを過ごした島田。ようやく迎えるシニアの世界大会へ楽しみは尽きない。

 「初めてのGPシリーズなので、自分らしく思いっきりやって、楽しく終われたらいいなって。挑戦して、最後まで諦めない姿が自分らしさでもある。思い切り跳んで、最後まで演技をしたい」

 シニアでは華々しいデビューを飾った。9月に東京で行われたチャレンジャー・シリーズの木下グループ杯。フリーはトリプルアクセルと4回転トーループの大技2本を決め、個人の中立選手として臨んだロシア勢や同学年の中井亜美らを抑えて優勝した。ただ、結果を残した一方で「足りないこと、課題がたくさんあるなっていうのを実感した」と振り返る。

 「一番(の課題)はスケーティングで、あとは表現面もシニアで戦っていくにはまだまだ足りないなと思った。表現面では青木(祐奈)選手が本当に一つの隙もない演技をしていて、“シニアの素晴らしい選手ってこういうスケートをするんだな”って」

 年上の選手たちと競い合う今季。自分に課題が見つかっても、その環境にいられることがうれしい。公式戦39戦39勝と圧倒的な成績を残したジュニアでの4シーズン。無敵の強さを誇った半面、負けられない重圧を常に背負ってきた。シニアに上がった今、肩の荷を下ろして伸び伸びと滑っている。

 「ジュニアの時は守りに入ってしまう部分があって“試合で失敗したらどうしよう”、“失敗しないように練習しよう”という気持ちがあった。今は何事にも積極的に挑戦できるようになって、練習から凄くポジティブな気持ちに変わってきている」

 今季のGPシリーズは第2戦スケートカナダと第5戦フィンランディア杯にエントリー。第1~6戦の成績上位6人が進むGPファイナルをシニア初年度に制覇すれば、日本勢では浅田真央、紀平梨花に続く快挙となる。偉業が懸かる中、本人は一戦一戦、自然体で臨もうとしている。

 「まずは楽しくGPシリーズの初戦を終えられたら。最終的には2戦を勝ち抜いてファイナルに出られるように頑張りたい」

 4年後の30年冬季五輪への足掛かりとなる今シーズン。持ち味の大技2本や高速スピンを生かしながらハツラツと舞う。

 ◇島田 麻央(しまだ・まお)2008年(平20)10月30日生まれ、東京都小金井市出身の17歳。名前の由来は浅田真央さんで、5歳でフィギュアスケートを始める。小学5年の20年2月に京都に移住し、木下アカデミー入り。中京大中京高3年の現在は木下グループ所属。世界ジュニアとジュニアGPファイナルを4連覇。シニアとも戦った昨年末の全日本選手権は2位。特技は縄跳びで三重跳びを20~30回跳べる。好きな食べ物はヨーグルト。1メートル53。

 ▽GPシリーズ 世界各地で第1~6戦が行われ、各選手は最大2大会に出場可能。各大会の順位がポイント化され、各種目(男女シングル、ペア、アイスダンス)で合計ポイントの上位6人(6組)がGPファイナルへ進出。日本勢で最多優勝は男子が羽生結弦の4度、女子が浅田真央の4度。昨年のGPファイナルは名古屋で開催された。

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