本文へ移動

能登町宇出津地区の「あばれ祭」、荒々しさの中の切実な思いに迫る 映画「あばれ」が完成

2026年10月21日 05時10分 (10月21日 13時12分更新)
 2024年の能登半島地震から半年後にあった石川県能登町宇出津地区の祭礼「あばれ祭」に密着したドキュメンタリー映画「あばれ」が完成した。ボランティアで町を訪れた映画作家の田中大志さん(32)=京都府=が撮影し、祭りとともに生きる住民を捉えた。「ただ暴れているのではなく、一人一人に深い祈りが込められている。荒々しさの中に切実な思いがある」と見どころを語る。

地元住民らが参加した映画の試写会=18日、石川県能登町役場で

映画や祭りについて語る田中大志さん=18日、石川県能登町役場で

 田中さんは24年2月、ボランティアとして能登町に入り、がれきの撤去や輪島塗の救出に携わった。そこで知ったのが、宇出津の住民があばれ祭を心から愛していることだった。
 あばれ祭は能登地方の夏を彩るキリコ祭りの先陣を切って7月に開かれ、住民が暴れれば暴れるほど神が喜ぶとされる奇祭。だが開催をめぐり、地震後の住民の意見は分かれた。「絶対に祭りを開きたい」という人もいれば、開催に消極的な人もいた。そんな苦悩や葛藤も記録しようと、田中さんはカメラを回した。「普段はおとなしい人でも、祭りの話になると止まらなくなる」。音楽やナレーションは使わず、住民の思いをありのまま伝えた。
 映画は24年2月~25年1月に撮影。...

この記事・コンテンツの続きは会員限定です。
紙の新聞の定期購読者の方は、無料で会員登録できます。

中日プラスに登録すると
中日新聞電子版が利用できる
会員向け記事が読み放題
各種メールマガジンで最新情報をお届け

※紙の新聞とは、中日新聞朝刊・北陸中日新聞朝刊・日刊県民福井です。

よくある質問はこちら

おすすめ情報

北陸発の新着

記事一覧