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「西荒屋小は地域のシンボル的存在」校外学習が育んできた学校と地域の絆 児童数確保のカギになるか

2026年10月31日 12時00分 (10月31日 12時50分更新)
 石川県内灘町の河北潟干拓地で県内最大の生乳出荷量を誇る「ホリ牧場」。9月中旬、同町西荒屋小学校1~3年生の児童13人が校外学習に訪れた。「おっきーい!」。子どもたちは、専務の堀牧人さん(43)に牛舎を案内されると、牛の大きさに驚いた。エサやりも体験し、3年の野口尊路(たける)さん(9)は「牛がかわいかった」と笑顔を見せた。

【連載】にしっこ 学びやに戻る 被災した内灘・西荒屋小
 2024年元日の能登半島地震による液状化被害で校舎が被災した石川県内灘町の西荒屋小学校が11月13日、元の校舎での学校生活を再開する。「にしっこ」の愛称で呼ばれる児童たちは2年10カ月にわたり、別の小学校を間借りして授業を受けてきた。復活までの道のりには地域住民や教職員の支えがあった。
 
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液状化で校舎が被災、能登半島地震で消えた西荒屋小学校の風景 にしっこが学びやに戻るまで

ホリ牧場で堀牧人さん(中央)の案内で牛舎を見学する西荒屋小の子どもたち=9月17日、石川県内灘町湖西で

 干拓地は校区内にあり、酪農や農業が盛ん。150年の歴史がある西荒屋小は、地元での校外学習を多く取り入れ、地域とのつながりを大切にしている。能登半島地震の液状化被害で鶴ケ丘小の校舎を間借りする前は、ホリ牧場を何度も訪れていた。堀さんは「学校と地域の距離の近さが魅力。西荒屋小は地域のシンボル的存在。子どもたちが通う風景がなくなって寂しい」と語る。
 干拓地にある笠間農園(同町湖西)にも10月上旬、全学年の児童が訪れ、キャベツなど野菜の苗植えを体験した。来年1月に開かれる開校150周年記念式典に向け、農園のコマツナを使ったクッキーを作るプロジェクト。6年の岩崎ちなつさん(12)は「いろんな人に食べてもらいたい」と意欲を見せた。西荒屋小OBでもある農園代表の笠間勝弘さん(54)は「提案いただけてとても幸せ」とにこやかだった。
 こうして地域とともに歩んできた小学校だが、地震による児童数の減少に直面している。地区の人口は地震前は約1270人だったが、...

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