能見篤史氏 球場の雰囲気を変えた阪神・今朝丸裕喜 次は先発で見てみたいと思わせるデビュー

[ 2026年7月4日 01:15 ]

セ・リーグ   阪神1―5広島 ( 2026年7月3日    甲子園 )

<神・広(11)>6回、満塁のピンチをしのぎ、グラブを叩く今朝丸(撮影・北條 貴史)
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 【能見篤史 視点】阪神・今朝丸の初登板は大したものだった。初めて1軍の打者と対峙(たいじ)したが、しっかり向かっていけてストライクゾーンで勝負していた。150キロを超す真っすぐは力強く、菊池も小園も押し込んでフライアウトを奪えていた。

 2イニングを打者6人で完全に抑えて、5回裏に打席が回ってきた。リードされた展開なら、普通はリリーフ投手には代打が送られるが、2死走者なしだったこともあり、そのまま打席に立った。そのままナイスピッチングで終わらせてあげたいとも思ったが、今朝丸の投球が球場の雰囲気を変えたのは確かで、この回に得点が入り試合を動かしたので、交代させづらかったのかもしれない。

 3イニング目となった6回は2死満塁を迎えたが、最後は名原をカウント1―2から内角148キロの真っすぐで三ゴロに打ち取った。内角真っすぐは、3イニング目にして捕手の坂本が初めて要求したものだったが、コースぎりぎりに投げきった。打者に当てられないし、ましてや甘くも入れない状況での勝負の1球はさすがだった。3イニング目もいくぞと最初から言われていたのか、直前で告げられたのか分からないが、とにかく無失点でベンチに帰ってきたのは大きい。次は先発で見てみたいと思わせるデビュー戦だった。(スポニチ本紙評論家)

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