藤川阪神の“コイ煩い” 打てない広島戦…今季セ・カード別最低打率.216 「かみ合わせの部分」

[ 2026年7月4日 01:15 ]

セ・リーグ   阪神1―5広島 ( 2026年7月3日    甲子園 )

<神・広(11)>試合に敗れた藤川監督(撮影・岸 良祐) 
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 巨人、ヤクルトとし烈な首位争いを繰り広げる猛虎が、天敵広島の前だと猫になる。先発・森に7回で2安打1得点。8回遠藤、9回森浦からは安打すら放てず、9回1死から中野が敵失で出塁するのがやっとだった。

 シーズン打率でリーグの上位3傑に位置する佐藤輝、森下、中野も、この夜は3人で計12打数1安打。43打点でリーグ3位の大山も3打数無安打に封じられ甲子園での連続試合安打が5試合で止まった。同戦は3カード連続初戦黒星となった。

 「低めに、精度の高いボールが来ていましたので(バットを)振らされている感じがどうしてもありました」

 特に森の投球には、藤川監督も脱帽するしかなかった。3回まで毎回走者を出しながら、つながらず。5回先頭で前川が右翼ポール際へ運んだ2号ソロで一矢報いるのがやっとだった。広島戦に限れば、佐藤輝が打率・267、森下が同・222、中野が同・163で、大山も同・150。「攻撃の核」と呼ぶべき4人がこの沈滞では、同戦のチーム打率は同一リーグのカード別最低の・216となるのも当然だろう。昨季、10連勝を含む19勝6敗と圧倒した赤ヘル軍団に対して、今季は5勝5敗1分け。お得意様に借りを返されているようでは、首位攻防は抜け出せない。

 「チームは負けていますから、前を向くことが大事なので、切り替えて頑張ります」

 空振り三振で最後の打者となった佐藤輝は、試合終了から約55分後にベンチから現れ、言葉を紡いだ。今季初の3試合連続無安打とトンネルに迷い込みながらも、はっきりと逆襲を宣言。虎将も「チームとしてのかみ合わせの部分。粘り強く戦って、目の前のゲームを一つ取る、というところを重要視してやる」。順風満帆な日ばかりではない。逆風を帆で受け止め、リーグ連覇への大航海を続ける。(八木 勇磨)

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