楽天・宗山、帰ってきた!左手故障から復帰、今季初出場でダメ押し二塁打「皆さんお待たせしました」

[ 2026年7月4日 05:30 ]

パ・リーグ   楽天8-0日本ハム ( 2026年7月3日    楽天モバイル )

<楽・日>8回、適時二塁打を放つ宗山(撮影・島崎忠彦)
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 楽天の宗山塁内野手(23)は3日、日本ハム戦に「9番・遊撃」で今季初出場し、8回に今季初安打、初打点となる走者一掃の3点二塁打を放った。左手の故障で開幕から不在だったが、復帰戦でいきなり存在感を示し、チームの連敗を3で止めるのに貢献した。先発の早川隆久投手(27)は8回2安打無失点、自己最多の12奪三振と圧巻の投球で今季4勝目を挙げた。

 一回りも二回りも大きくなって戦いの舞台に帰ってきた。お立ち台で大声援を受けた宗山は「皆さん、お待たせしました。帰りましたー」と満面の笑みで応えた。

 復帰初戦で千両役者ぶりを発揮した。5│0の8回2死満塁で、畔柳のスライダーを中越えに運ぶ走者一掃の3点二塁打。「最後だけ打って、ちょっとずうずうしいんですけど、何とか気持ちで勝利に貢献できて良かった」と端正なマスクをほころばせた。

 5球団競合の末、鳴り物入りでドラフト1位で入団した昨季は122試合に出場し、打率・260、3本塁打、27打点。新人遊撃手として44年ぶりとなるベストナインに輝いたが、慢心はなく「全ての面で昨年を上回る。それは最低条件」と2年目を迎えた。だが、開幕直前の3月20日、巨人とのオープン戦で二塁にヘッドスライディングした際に左手を負傷。左手関節軟骨損傷と診断され、長期離脱を余儀なくされた。

 さらなる飛躍が期待されていたが、日中は2軍施設で懸命にリハビリに取り組んだ。「あまり気落ちしない性格」で約3カ月の離脱期間は「あっという間。凄く長かったなとは思わない」。それでも画面越しに1軍の試合を見ている時だけは「一日でも早くそこにいたいという思いがあった。試合を見ている時は長く感じたが、全ての面でパワーアップして戻る」と誓い、6月24日のファームでの実戦復帰からわずか9日という異例のスピードで、本拠地のグラウンドに戻ってきた。

 走者のいなかった第3打席まで快音は響かず、塁が埋まった好機で一発回答した。昨季の得点圏打率・207は規定打席到達者でリーグで3番目に低かったが、今季のテーマに掲げていた「得点圏の打撃」を復帰初戦から体現し、連敗を3で止めた。「スタメン発表の時から大きな歓声をもらった。感動して、特別な場所だなと改めて感じました。今日という日は絶対に忘れられない日になる」。低迷するチームに大きな光が差し込んだ。(花里 雄太)

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