大谷翔平 通算34本目先頭弾はIT企業勤務の大ファンの手に「貴重な思い出を金銭に替えるつもりはない」

[ 2026年7月29日 12:04 ]

大谷翔平の23号本塁打ボールをゲットしたビラル・クレシさん(撮影・奥田 秀樹通信員)
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 ドジャースの大谷翔平投手(32)が28日(日本時間29日)、本拠でのマリナーズ戦に「1番・DH」で先発出場。後半戦初アーチとなる23号本塁打を放った。

 初回の第1打席、相手先発・カスティジョに対し2―2からの5球目、低めスライダーを完璧に捉えた。打球速度109・1マイル(約175・5キロ)、飛距離432フィート(約131・7メートル)、打球角度27度を計測し、中堅左へ一直線。先頭打者アーチで試合を動かした。

 今季10本目、通算34本目の先頭打者弾をキャッチしたパキスタン出身でロサンゼルス在住のビラル・クレシさん(36)は興奮気味に振り返った。「このボールを手に入れられたのは、本当にものすごくラッキーだったと思います。興奮しています」と声を弾ませる。大谷の大ファンで「だから、このボールを取れて本当に嬉しいです。できれば彼にサインしてもらえたらと思っています。そうなれば、このボールの価値ももっと上がるでしょうから」と笑顔を見せ「ホームランを打ち続けてほしいです。そうすれば、もっとボールがスタンドに飛んできますから。もっとボールが欲しいですね」と“リクエスト”した。

 IT企業に務めており、この日は会社のイベントで同僚とともに来場。「今日はフィールドを見ながら“こっちに来るんじゃないか”と思っていたんです」と予感があったという。「これまで、自分が実際にボールをキャッチするなんて考えたこともありませんでした。でも今日は、第六感みたいなものがあって、なぜか“今日はボールを取れるんじゃないか”という気がしていたんです」と言葉をかみしめた。

 ボールは「もうすでに、僕のところに来て“お金を払うから売ってほしい”と言っている人たちもいます」という。高値が付く可能性もあるが、記念球を金銭に替えるつもりは毛頭ない。「僕にとっては、お金より思い出の方が大切なんです。たとえ100万ドルを出すと言われても、僕は気にしません。これは二度と同じことが起きない、かけがえのない思い出ですから」と真剣な表情で話した。

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