「野球のやり方が間違っている」…6点差で連続盗塁に実況アナ激怒 MLB“不文律”巡り波紋

[ 2026年9月1日 06:49 ]

ヤンキースのジャズ・チザム(AP)
Photo By AP

 メジャーには、ルールブックには書かれていない「不文律」が数多く存在する。その一つが、大量リードした終盤に盗塁を仕掛けるのは相手への敬意を欠く、というものだ。日本から海を渡った選手たちも、こうした独特の文化に戸惑ってきた。

 米スポーツ専門局「ESPN」電子版は、レッドソックスのラジオ実況を務めるウィル・フレミング氏が、ヤンキースのジャズ・チザムの盗塁を巡って激怒した一件を報じた。8月30日の伝統の一戦。ヤンキースが7―1と6点をリードした8回、チザムは四球で出塁すると二盗に成功。レッドソックスが二塁走者を警戒しなかったため、続けて三盗も決めた。

 これにフレミング氏は「またチザムがやっている。これが彼のやることだ」と不快感をあらわにした。解説者も「自分勝手」「個人成績を稼いでいる」と批判。さらにフレミング氏は「ブッシュリーグ(米国スポーツ界で、プロらしくない、品位に欠ける、低レベルな行為などを批判するときに使われる表現)の選手」「野球のやり方が間違っている」と言い放ち、打席に立っていた別のヤンキース選手に投球を「ぶつけるところを見たくないか」と報復死球まで示唆した。

 発言は波紋を広げ、フレミング氏は翌日、「一線を越えた。感情が放送に出てしまった」とXで謝罪した。大量リード時の盗塁は本当に「野球のやり方が間違っている」のか。それとも勝負を続ける以上、許されるプレーなのか。時代とともに薄れつつあるメジャーの不文律を巡る議論が、ヤンキース―レッドソックスという宿敵対決で再燃した。

続きを表示

「大谷翔平」特集記事

「始球式」特集記事

野球の2026年9月1日のニュース

タグ内の最下位に記述をオススメします ここから-->