田淵幸一氏 張本勲さんは目配り、気配りできる優しい人 現役時代に何度も対戦

[ 2026年9月11日 05:15 ]

張本勲さん死去

捕手として何度も張本勲さんと対戦した田淵幸一氏
Photo By スポニチ

 張本さんは長くスポニチの評論家としても健筆を振るい、時に厳しく、時に優しく野球界を論じてきた。そんな「大御所」である張本さんとともに評論家を務めた各氏が、在りし日の「張さん」の思い出を語った。

 張本さんが巨人で、私が阪神。現役時代に何度も対戦した。捕手としてマスク越しに見ても、天才的な広角打法。そして、誰にもまねできない技術にも驚かされた。

 投手がいいボールを投げ「これなら打ち取った!」と思った瞬間、張本さんはスイングしたバットで私のミットを叩いてくるのだ。形としては打撃妨害となり、出塁。こんなことができる打者は見たことがない。ギリギリまでボールを呼び込んで打つ打法だからこそ可能になる超高等技術だろう。思えば際どいボールをカットするのも非常にうまかった。

 スポニチ、TBSでともに評論家として活動し、春季キャンプを取材でよく回った。一緒に食事をしたが、張本さんはお酒も強かった。ただ、そんな場でも気配り、目配りができる。周囲がよく見えていて「うまいから食えよ」などと声をかけていただいた。本当に優しい人だった。

続きを表示

「大谷翔平」特集記事

「始球式」特集記事

野球の2026年9月11日のニュース

タグ内の最下位に記述をオススメします ここから-->