広島・末包昇大 待望の今季1号は狙い球ズバリ「前の打者を見ていて真っすぐが良さそうだったので」

[ 2026年9月21日 05:05 ]

セ・リーグ   広島5─8中日 ( 2026年9月20日    バンテリンドーム )

2回、先制弾を放ち飛び跳ねて本塁へ向かう末包
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 7本塁打が飛び交う空中戦に打ち負けた。広島は20日、中日戦で投手陣が今季ワースト4本塁打を浴びる中、今季最多タイの3本塁打で応戦。2回には末包昇大外野手(30)が苦手の大野から今季6打席目の初安打となる1号ソロを右中間テラス席へ放った。チームは再び借金20となり、21日にもクライマックスシリーズ(CS)進出の可能性が完全消滅する。

 気持ちを乗せたフルスイングだった。2回1死で迎えた第1打席。末包は大野の初球、外寄りの144キロ速球をためらうことなく振り抜いた。右中間テラス席に着弾したのを確認すると、飛びはねて喜びを表現した。

 「狙い球もしっかり絞った。前の打者を見ていて真っすぐが良さそうだったので。しっかり振り抜こうと思って打席に入りました」

 今季128試合目の18日阪神戦で待望の1軍初昇格。2点を追う6回の好機に代打起用されると、翌19日同戦は「7番右翼」でスタメン起用も、計5打席無安打が続いた。連日の先発出場となったこの夜は“背水の陣”ともいえる試合だった。

 相手先発の大野にも通算8打数無安打と結果が出ていなかった。「苦手だったんで」と試合後は苦笑いしたが「最初は力みもあって思うような結果が出なかったんですけど、打撃練習自体は良かった。その中で対投手で修正できていけた」と感触をかみしめた。

 プロ4年目だった昨季は自己最多の123試合に出場。11本塁打、62打点もキャリアハイの数字を残した。オフ期間の12月には西武と中日で通算2050安打を放った和田一浩氏に師事。4日間に渡る自主トレでは、シーズンで少なかった逆方向への長打を増やすべく、取り組んできた。

 春季キャンプは2軍からのスタート。そうする中で開幕スタメンをつかんだドラフト1位・平川らの猛アピールに、自身の打撃不振もあってチャンスをつかめずここまで来た。

 「配球だったり、しっかりと捉えるべき球もあったと思う。捉えきれないと良い投手には打ち取られる」

 2打席目以降は凡退したことで反省も尽きない。それでも「ただ打てばいいというレベルではないと思うので。やはりチームを勝たせられるように」と昨季チーム最多の63試合で4番に座ったプライドものぞかせた。新井監督も「いいホームランだったと思う。一打席一打席必死になってやってもらいたい」と和製大砲に改めて期待を込めた。(石塚 徹)

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