阪神・石井大智 「もう超人で鉄人」同郷秋田出身の大先輩・ヤクルト石川雅規のイズム継承を誓う

[ 2026年10月3日 05:15 ]

グラウンドへ踏み出す石井(撮影・岸 良祐)
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 【虎番REPORT】少し寂しげな表情を浮かべながらも、石井の言葉には感謝があふれていた。3日に引退試合を迎える、同郷秋田の大先輩であるヤクルト・石川との思い出を回想。自身2年目のオフから交流が始まり、偉大な背中から多くのことを学ばせてもらった。

 「イニングも3000回以上投げてて、考えられないですよね。だって、規定投球回を20年やっても届かないんですから。もう超人で鉄人です」

 初めてキャッチボールをしたときの衝撃は、今でも忘れない。故郷でのイベントの合間に、石川から「しようか」と声をかけられて実現。「想像を超える球が来て、しかも球がめちゃくちゃ強い。130キロ台とかの球速じゃないところの凄さを感じた。本当に衝撃だった」。終わる頃には、あまりの威力に人さし指はパンパンに腫れ上がるほど。一球一球に、数字では測れない熟練の技が詰まっていた。

 最も尊敬するのは、尽きない向上心だ。25年間も現役生活を続けてきた大ベテラン。積み上げてきた経験だけで満足せず、野球がうまくなりたいという思いを最後まで貫いていた。「自分が良くなるために、貪欲に尽くしている方」。野球談議もよく交わし、石川に質問されたことは一度や二度ではなかった。

 秋田の野球振興への思いは、しっかりと受け継いでいく。毎年オフには、一緒に野球教室に参加。ハイタッチや握手など、子供たちとの触れ合いを大切にしようと伝えられてきた。

 「石川さんからは“引退しても継続したいから、よろしくね”って。僕なんかがって思うけど、子どもからうれしいと思ってもらえるようなことをたくさんしたい」

 教わったこと全てがかけがえのない宝物。“石川イズム”を胸に刻み、これからも歩み続ける。

《ヤクルト・石川 3日引退試合は救援登板》
 ヤクルト・池山監督が、引退試合として3日の中日戦(神宮)に臨む石川の起用法について、救援で打者1人に登板することを明らかにした。今季初登板の8月27日巨人戦で左肩を痛めたが、通算188勝を誇る左投手に対し「ヤクルトのレジェンド。思い切って投げてもらいたい」と期待した。また、石川は昨年、投手として最長記録の24年連続安打を放っていることから打席に立つことも検討されており、指揮官は「どういうふうになるか、お楽しみに」と笑顔で語った。

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