【地区S】Wソックス監督が村上宗隆を絶賛 その存在は「本当の正当性を与えてくれる」 

[ 2026年10月4日 06:11 ]

ア・リーグ地区シリーズ第1戦   ホワイトソックス3―0ガーディアンズ ( 2026年10月3日    クリーブランド )

ベンチで祝福を受けながら雄叫びをあげる村上宗隆(AP)

 ホワイトソックスの村上宗隆内野手(26)は3日(日本時間4日)、敵地クリーブランドで行われたガーディアンズとの地区シリーズ第1戦に「4番・一塁」で先発出場。4回に右越え先制2ランを放つなど4打数2安打2打点だった。村上の活躍で3―0と快勝した。

 両手に残った手応えに1歩も動く必要はなかった。0―0で迎えた4回無死一塁。ガーディアンズ先発の新人左腕メシックの初球、真ん中高めに来た93.4マイル(約150.3キロ)のシンカーを完璧に振り抜いた。村上は右翼席中段に打球が入るのを見届け、ゆっくり歩きだすと、一塁ベンチに向かってほえた。打球速度112.2マイル(約180.6キロ)、推定飛距離は440フィート(約134メートル)の特大弾。テレビ実況は打球速度は今年のプレーオフ(PO)で最速と紹介した。日本人選手のポストシーズンの本塁打は、大谷翔平の11本が最多で過去8人がマークしており、日本選手は9人目となった。

 初回にはカウント2ボール2ストライクから外角の球にうまくタイミングを合わせて中前へ運んだ。チーム初安打も村上だった。

 試合後、ウィル・ベナブル監督は「ムネは打線の中心にいる選手で、シーズンを通してずっとそれをやってきた。長打はわれわれの野球の一部だし、特にムネにとってはそうだ。あの場面は、われわれがちょうど苦しいピンチを切り抜けた直後だったから、特に大きな一振りだった。本当にタイミングのいいホームランだった。我々には必要な一発だったし、ムネはシーズンを通してずっと我々の中心だった。ああいう姿を見ることができてうれしい」と語った。

 そして村上を獲得できた意味も問われた指揮官は「本当に大きかった。当然、彼自身がわれわれの期待する選手であることを、グラウンドで証明しなければならなかった。ムネの場合、まず始まったのはクラブハウスでの影響力だった。チームメートとの接し方、そして本当にチームの一員として関わろうとしていた姿勢だ。彼はそのグループの一員になるという意味で、本当によくやってくれたと思う。彼はわれわれのチームのアイデンティティーを作るのに貢献した」とその姿勢、人柄もチームの改革に大きな寄与を果たしたことを説明した。

 「シーズン終盤になって、みんなが期待していたような成績を残せていなかった時期でさえ、彼は打線の中で存在感を持っていたし、クラブハウスでも存在感があった。彼にとっては厳しい時期だった。でも、彼は決して自分が何者なのかを変えなかった。オフシーズンにああいう選手が入ってきて、打線に本当の正当性を与えてくれたこと。そして打線の中でも、クラブハウスでも、パワーと存在感を持っていること。それはわれわれにとって本当に大きな意味がある」と続けた。

 レギュラーシーズンでチーム最多の35本塁打をマークした村上は、アストロズとのワイルドカードシリーズ2試合で8打数1安打1打点。その初戦では決勝打となる先制犠飛を放った。そして地区シリーズ第1戦でも先制V弾。昨季まで3年連続100敗以上からの怒濤(どとう)の快進撃は村上が加速させている。

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