【菊地選手発掘「小兵投手」】ENEOSの長屋はTJ手術から復活剛腕 改良フォークで空振り量産

[ 2026年10月14日 05:30 ]

ENEOSの長屋竣大
Photo By スポニチ

 22日のドラフト会議まで10日を切った。フリーライターの菊地選手(44)が全国を駆け回って発掘した、ドラフト候補を紹介する企画の第1回のテーマは「小兵投手」。右肘の手術を乗り越え、吉報を待つENEOSの長屋竣大投手(23)ら3選手に注目した。

 私が長屋竣大にひと目ぼれしたのは、今から4年前のことだ。当時、長屋は立命大の2年生。上背こそ乏しいものの、ホームベース付近で球威がまったく衰えない快速球に目を見張った。「2年後はドラフト上位候補になるに違いない」と確信した。

 ところが、長屋は大学4年秋、学生コーチへと転身していた。右肘を痛め、トミー・ジョン手術を受けていた。投手として空白の2年間を過ごすことになったのだ。

 社会人の強豪・ENEOSに入社し、2年目の今季からようやくマウンドに戻ってきた。今夏、東芝の補強選手として都市対抗に出場した長屋を見て、私は胸をなで下ろした。私がほれ込んだストレートは、今や最高球速は154キロにまで達していた。

 しかも、大学時代にはなかった、強力なウイニングショットまで手に入れていた。ENEOSで改良したフォークは、空振りを量産できる落差がある。

 元プロの三上朋也コーチは「今年の社会人で一番力がある投手」と賛辞を惜しまない。ブランクがあるため大きな話題にはなっていないが、現時点でプロ即戦力級の力があるだろう。

 長屋は「肘を手術した自分を拾ってくれたENEOSには感謝しかありません」と語る。それだけに、今年はENEOSのユニホームを着て全国大会に出場できなかったことに、強い責任を感じているという。プロの世界で長屋が輝けば輝くほど「ENEOS出身」の経歴は脚光を浴びる。会社への恩義は、華々しい舞台で返していくつもりだ。

 ◇長屋 竣大(ながや・しゅんた)2003年(平15)2月13日生まれ、京都市出身の23歳。京都御池中では京都北シニアでプレー。浜松開誠館で内野手から投手に転向。甲子園出場なし。立命大を経てENEOS入社。今夏都市対抗には東芝の補強で出場。1メートル75、75キロ。右投げ右打ち。

続きを表示

「大谷翔平」特集記事

「始球式」特集記事

野球の2026年10月14日のニュース

タグ内の最下位に記述をオススメします ここから-->