ドジャース終戦…前年スイープのブルワーズから屈辱スイープ返し 大谷116打席ぶり一発も空砲

[ 2026年10月17日 01:30 ]

ナ・リーグ優勝決定シリーズ第4戦   ドジャース4―6ブルワーズ ( 2026年10月15日    ロサンゼルス )

<ドジャース・ブルワーズ>ネクストサークルで試合が終了、悔しがる大谷(撮影・沢田 明徳)  
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 ドジャースは15日(日本時間16日)、ブルワーズに4―6で逆転負けを喫し、4連敗でポストシーズン(PS)敗退が決まった。今PS初めて「1番・DH」で起用された大谷翔平投手(32)は、2回に116打席ぶりの3ランを放ったが、移籍後初のPS敗退。ようやく飛び出した復活弾は空砲となり、ワールドシリーズ(WS)3連覇はならなかった。

 左翼手のグラブに打球が収まった。大谷は右手にバットを握ったまま、歓喜の輪をつくるブルワーズの選手たちを見つめた。

 「本当に悔しい思い。今はそれだけ」

 意地の一発だった。1点リードの2回2死一、二塁で、元ドジャースの右腕メイのカットボールを右中間席中段まで運んだ。打球速度113・1マイル(約182キロ)は両軍最速。8月18日以来で、自己ワーストを止める116打席ぶりの一発だった。バットを投げ両拳を三塁ベンチに突き出し絶叫。たまっていた感情を爆発させた。

 だが、チームは4点のリードを守れなかった。4―5の7回1死三塁では左腕アシュビーの外角ボールゾーンへのスライダーを振らされ、3球三振に倒れた。前年にスイープした相手から翌年にスイープを喫するメジャー史上初の屈辱だった。

 3年ぶりに二刀流で開幕したメジャー9年目。前半戦は投打で躍動したが、後半戦は右上腕二頭筋の故障で暗転した。移籍後初の負傷者リスト入りから復帰後も長打が出なかった。2日前の練習日には午後9時まで本拠地に残って打ち込んだ。練習を見守ったヘッドアスレチックトレーナーのトーマス・アルバート氏は「かなりの量の練習だった。一つ一つに集中し、自分のスイングをどうすればいいのか、試行錯誤して答えを見つけようとしていた」。大谷は必死だった。

 今PSは打率・192、1本塁打、3打点。「自分の力のなさを実感するシリーズだった。結局、あの一本ぐらい」と反省し「解決策、引き出しみたいなものが少ない」と故障への対応にも課題を見いだした。

 3月のWBCから始まった一年を終え「また来年からの糧にしたい」。メジャー10年目となる来季へ、悔しさを抱えて再出発する。(柳原 直之)

 【大谷と一問一答】

 ――シリーズ全体を振り返って。
 「第一にまずブルワーズは強かった。本当に素晴らしいチーム」

 ――ブルワーズにあって、ドジャースになかったものは?
 「これ一つということはもちろんない。ボタンの掛け違いというか、ポイント、ポイントで流れがこっちに来ることももちろんあった。地力が出てるのかなっていう部分もあるけど、これ一つっていうことではなくて、走攻守全てにおいて、バランスの良い素晴らしいチームだった」

 ――今PSで初めて1番で起用された。
 「最後、シーズン全体を通して戦ってきた打順を信じてくれた形で最後、ああいう打順だったとは思う。勝って応えたかったけど、残念ながらそうはならなかった」

 ――試合後にミーティングがあった。
 「本当にこのチームでできるのは、一年一年、最後。本当に悔しい気持ち。今はそれだけ」

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