柔道女子78キロ超級・素根輝 ロスへ再出発!涙のV 昨夏パリ五輪以来の復帰戦で7分超死闘

[ 2025年11月2日 05:00 ]

復帰戦で優勝し、涙の素根輝 (撮影・須田 麻祐子)
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 柔道の講道館杯全日本体重別選手権第1日、女子7階級が千葉ポートアリーナで行われ、78キロ超級で東京五輪金メダルの素根輝(25=パーク24)が優勝した。昨夏のパリ五輪以来1年3カ月ぶりの復帰戦。左膝の手術を経て復活を果たし、28年ロサンゼルス五輪へ再出発の一歩を踏み出した。今大会の結果を受けてグランドスラム東京大会(12月6、7日、東京体育館)の代表が決まる。

 復帰戦を優勝で飾った素根は、ホッと一息ついて感極まった表情を見せた。「最後まで戦い抜けるか不安もあった。とりあえず戻ってこられてよかった」。決勝の相手は、昨年の世界選手権覇者で同じくケガ明けの冨田若春。7分超の死闘の末「最後は気持ちだった」と粘り、相手の指導3つによる反則勝ちで勝利を収めた。

 7位に終わった昨夏のパリ五輪後、痛めていた左膝を手術。今年6月に本格的な練習を再開するまで長期のリハビリが続いた。「地獄のような日々だった。パリで負けたという現実が凄く苦しくて、ここからはい上がれるのかなと」。絶望を感じながらも「試合に出ないと気持ちが持たない」と前を向き、今大会を復帰戦に定めた。

 3年後に向けては「五輪までの道は険しい。目の前の大会を一つ一つ勝っていった先に五輪がある」と明言を避けたが「やっぱりまた世界一になりたい」と意欲も見せた。復活を遂げた東京五輪女王が、確かな一歩を踏み出した。

 ≪世界選手権代表絶望的…舟久保ぼうぜん“初戦”で散る…≫<女子57キロ級>パリ五輪銅メダルの舟久保遥香(27=三井住友海上)は“初戦”で姿を消した。初戦の2回戦を不戦勝で迎えた3回戦で込山未菜に一本負けを喫し「頭の中が真っ白」とぼうぜんとした様子。目標としていた来年の世界選手権代表が絶望的となり「先は本当に分からないけど…」と言葉を詰まらせた。今年2月から活動拠点をフランスに移していたが今後は未定。「自分の置かれた状況でやっていく」と必死に前を向いた。

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