【岡崎真氏の目】GP初優勝の千葉百音は「まだ得点は伸ばせる」3位の中井亜美は「最大の武器不発響く」

[ 2025年11月2日 19:10 ]

フィギュアスケートGPシリーズ第3戦 スケートカナダ ( 2025年11月1日    サスカトゥーン )

千葉百音
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 女子フリーでは昨季の世界選手権銅メダルの千葉百音(20=木下グループ)が前日のショートプログラム(SP)に続きトップの144・94点をマークし、合計217・23点でGP初優勝を飾った。フリー、合計とも自己ベストを更新し、来年2月のミラノ・コルティナ五輪出場へ好発進し、第1戦を制した17歳の中井亜美(TOKIOインカラミ)は3位に入りシリーズ上位6人によるファイナル(12月・名古屋)進出が決定。プロコーチの岡崎真氏が2人の演技を分析した。

 千葉の演技は素晴らしかった。qマーク(4分の1回転不足)がいくつか付いた分、多少のマイナスはあったものの、全体的な流れは全くそこなっておらず、ほぼクリーンプログラムと言ってもいい内容だった。

 千葉の持ち味は総合力で、トリプルアクセル(3A)のような大技はないが、5種類の3回転ジャンプを着実にこなし、スピンやステップのクオリティも高い。SPもフリーもすでに完成度が高いだけに、qマークのようなわずかなマイナスを減らしてさらに精度を高めていけばまだ得点は伸ばせる。次の目標になるファイナル進出に向けていい弾みになったはずだ。

 中井は最大の武器の3Aが不発だったのが響いた。フランス杯の時と比べるとタイミングなどかみ合っていないように見えた。SPとフリー合わせて3Aは3回跳ぶことができるので、彼女にとってはその成否が結果に大きく影響する。ファイナル、そして全日本に向けてさらに大技の精度を高めていってほしい。
(ISUテクニカルスペシャリスト、プロコーチ)

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