奥能登豪雨で夫亡くした池田さん「ゆっくり二人で旅行したかったね」 経営していた旅館跡地で献花
2026年9月21日 20時40分 (9月21日 22時49分更新)
災害関連死を含め21人が亡くなった奥能登豪雨は21日、発生から2年を迎えた。遺族らは被災現場や自治体が設けた献花台を訪れ、手を合わせたり、花を手向けたりして犠牲者をしのんだ。
豪雨は2024年元日の能登半島地震から8カ月後に起きた。線状降水帯が発生し、石川県の能登北部を中心に多くの河川が氾濫。同県輪島市、珠洲市、能登町で計16人が死亡し、その後輪島、珠洲両市の計5人が災害関連死に認定された。住宅被害は18日現在で全壊83棟、半壊659棟。床上、床下浸水などを含めると計1906棟に上る。
奥能登豪雨で亡くなった池田幸雄さん=当時(70)=の妻真里子さん(70)は21日、一緒に経営した旅館「ホテル海楽荘」(石川県珠洲市真浦町)の跡地を訪れた。「ゆっくり二人で旅行したかったね」とつぶやき、旅館の看板があった場所に花を手向けた。
幸雄さんと結婚して40年以上、朝から晩まで休むことなく夫婦で働いた。困った時はいつも幸雄さんが頼りだった。「(今でも)お父さんだったらどうするって声かけているよ。言ったって答えてくれないけど」と寂しそうに話した。
そのさなかに豪雨に襲われた。旅館にいた2人はそばの川の上流から流れてきた土砂に巻き込まれ、海まで流された幸雄さんは命を落とした。...
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