阪神・前川右京 3試合ぶり先発に応えた甲子園1号「絞り球を決めて、体の前で打てた」

[ 2026年7月4日 01:15 ]

セ・リーグ   阪神1―5広島 ( 2026年7月3日    甲子園 )

<神・広(11)>5回、ソロを放ちナインとタッチを交わす前川(撮影・北條 貴史)
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 零敗を阻止する意地の一撃だった。3試合ぶりに先発出場した阪神・前川が今季、甲子園1号を放った。

 「いい角度で上がったので、いい打球になった。絞り球を決めて、(体の)前で打てた」

 5点劣勢で迎えた5回無死からの2打席目だ。カウント1―1から先発左腕・森のまん中直球を完璧に捉えた打球は右翼ポール際に着弾。5月5日の中日戦以来となる2号ソロだ。マウンドで躍動する今朝丸と同様に自身も智弁学園(奈良)時代には春夏合わせて甲子園に4度出場(交流試合含む)。聖地では通算40打数15安打で打率・375、2本塁打、12打点を誇った。今年も各地で開幕した地方大会に合わせるかのように、かつての甲子園のスターも上昇の気配を示した。

 結果を出すための準備は怠っていない。今年から「太りやすい体質なので意識高くやろうと思って」とウエートトレーニングに本格着手。ビジター試合では午後6時試合開始の日でも午前9時にはトレーニング施設に足を運ぶ。白飯の量もその日の運動量に合わせて調整する。体重は「今のベスト」と言う90キロをキープ。週6で通う成果は筋肉量で実感する。体脂肪率は6%減の16%になったのは努力の証だ。

 「いいスイングできてもHランプがつかなかったらダメ」。定評のある打撃センスを発揮し続ければ左翼の定位置獲りは十分に可能。やることは言われなくても分かっている。(石崎 祥平)

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