落合博満とクリーンアップを組んだ元中日選手が明かした過去、現在、未来「傷ついたけど…」

[ 2026年7月4日 21:13 ]

中日時代のディステファーノ氏(90年撮影)
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 BS朝日の特番「八嶋智人の野球の真相」が4日午後5時から放送され、中日時代に落合博満氏(72)とクリーンアップを組んだ元メジャーリーガーがVTR出演。現在の生活についても明かした。

 野球ファンが気になる数々の謎に、広島ファンでもある俳優の八嶋智人(55)、高校時代に野球部マネジャーだったタレントの磯山さやか(42)、日米通算906試合登板を誇る五十嵐亮太氏(47)、ロッテファンの「ぺこぱ」松陰寺太勇(42)が鋭く迫る野球特番。

 今回は「ピンチのあとにチャンスありって本当?」「左投げキャッチャーってどうしていないの?」「結局、何番バッターが最強?」という3つの疑問を検証した。

 そのうちの「左投げキャッチャーってどうしていないの?」に関して番組の取材を受け、VTRに登場したのが元中日のベニー・ディステファーノ氏(64)だった。

 1990年に中日入りし、シーズン途中で帰国した同氏。中日では外野手や一塁手として出場していたが、実はメジャーリーグでも珍しい「左投げの捕手」として3試合に出場している。

 番組が米国テキサス州ヒューストン郊外にある自宅を訪ねると「やぁ!ベニーだ。よろしく!」と玄関で快くスタッフを出迎えたディステファーノ氏。

 スタッフが中に入れてもらうと「ファースト、外野、そしてキャッチャーと書いてあるだろう?これは俺にとって特別なものなんだよ」と言って「1B-OF-C」と書かれ、右手に捕手用ミットをはめたパイレーツ時代の自身が写るベースボールカードを披露した。

 「マスクをかぶってもハンサムだと分かるよな」とご機嫌なディステファーノ氏。「本当ですね」というスタッフに「冗談だよ」と笑ってみせた。

 「左投げの捕手」として出場した当時のことについて聞かれると「審判や周りの人は驚いて笑ってたよ。傷ついたけど、珍しいからね。二塁への送球は問題なかった。厄介だったのは走者がホームにつっこんでくる時だ。怖かったぜ」とコメント。

 大事に取ってある中日時代のユニホームも披露した同氏はスタッフの前で実演しながら「ホームへの送球は右から来て、走者は左側から来るからその準備が必要だ。左投げ捕手はこの場面では難しいバックハンドでの捕球になる。この時、体が開いた状態になって体当たりされるとバランスが崩れて捕球できなくなってしまう。右投げの捕手は左手で捕球して左肩で走者をブロックできるけど、左投げの捕手はそれができないからケガのリスクがあるんだ。当時は走者のためにホームベースを空けなきゃならないルールはなかったからな。左投げ捕手は大変なんだよ」と説明した。

 そんなディステファーノ氏はずっと大切にしているものがあるといい「ファンからの手紙だよ。これが最近届いた分さ」と30通ほどはありそうな封筒の束を披露。珍しい「左投げの捕手」として引退から30年以上経過した現在もファンレターが届くのだという。

 現在はメジャーリーガーを夢見る子供たちに野球を教えているそうで「子供が左利きで捕手をやっているから指導してくれないかって依頼がたまにあるんだ。だけど、本当に優れた才能を持った子はいなかった。メジャーに行けるレベルではなかったよ。もし誰かが左投げ捕手としてメジャーリーグで活躍してくれたら最高に幸せだろうな」と笑顔。「でもきっと、この俺が歴史上最後の左投げ捕手さ」と笑った。
 

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