ドジャース 救援陣崩壊で“3つ目の青い座席”幻に…負傷抱えたスターのWS劇弾着弾地点に設置

[ 2026年10月19日 01:30 ]

24年WS第1戦のフリーマンのサヨナラ本塁打を記念した右翼席の青い座席と笑顔のジャネット・マリー・スミス上級副社長(撮影・柳原 直之)
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 【ドジャースの誤算~届かなかった3連覇~】ドジャースタジアムの右翼席には、2つの特別な青い座席がある。88年のワールドシリーズ(WS)第1戦でカーク・ギブソン、24年の第1戦でフリーマンが放ったサヨナラ本塁打の着弾地点だ。

 フリーマンの座席は今年10月、ポストシーズン(PS)開幕直前に塗られたばかり。球団の企画・開発担当の上級副社長ジャネット・マリー・スミス氏は「どちらも負傷を抱えていた選手が打ったもの」と語り、「新しい青い座席を作る理由ができるなら、どんなことでも大歓迎」と期待を口にしていた。

 大谷は左膝や右上腕二頭筋に痛みを抱えていた。ブルワーズとのリーグ優勝決定シリーズ第4戦で右翼席へ116打席ぶりの3ラン。3つ目の青い座席を期待させる一発だったが、救援陣が逆転され、打線も好機を逃して4連敗。復活弾は3連覇への転機とはならなかった。

 今季も救援陣の不安定さは解消しなかった。最終戦ではスコットが勝ち越し弾を浴び、ディアスも被弾。大型補強を重ねながら、肝心な場面でリードを守れなかった。レギュラーシーズンで先発のチーム防御率3・43はリーグトップだが、救援陣の同3・74はリーグ4位と数字を落とす。「勝ちパターン」のベシア、フィリップスらは今オフにFAになる。先発陣では今夏獲得したスクバルもFAとなる。来季へ向けては補強だけでなく、起用法や役割分担の再検討も欠かせない。

 野手陣の高齢化も懸念材料だ。来季中に一塁手フリーマンは38歳、遊撃手ベッツは35歳、三塁手マンシーは37歳になる。打撃は魅力だが、守備に不安を残す21歳の左翼手デパウラに、いかに出場機会を与え、育成していくか。勝利と世代交代の両立は容易ではない。

 スミス氏は「この球場は勝つために造られた球場だ」と言った。3つ目の青い座席が誕生する日に向け、スターの力を勝利につなぐチームづくりが問われる。(柳原 直之)

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