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岩田翔吉TKOでV1!指名挑戦者に「ヤベえと思った」人生初ダウンもボディー効かせて“鬼門”突破

[ 2026年7月20日 19:03 ]

WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ   王者・岩田翔吉(帝拳)<12回戦>同級1位 エリク・バディジョ(メキシコ) ( 2026年7月20日    東京・両国国技館 )

<WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ 岩田・バディジョ>勝利を喜ぶ岩田  (撮影・西海健太郎
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 WBC世界ライトフライ級王者・岩田翔吉(30=帝拳)が同級1位エリク・バディジョ(30=メキシコ)に11回2分13秒TKO勝ちし、今年3月に獲得した王座の初防衛に成功した。WBO王者時代に失敗した初防衛戦で無敗の挑戦者を退け、ビックマッチ実現への扉を開いた。

 序盤から前に出てきたバディジョに対し、岩田は足を使いながら右カウンターで迎撃。相手の動きが止まるとすかさず右ストレートや左ボディーを打ち込んだ。しかし4回、左のカウンターを浴びて尻もちをつくダウン。4回終了時の公開採点ではジャッジ3人とも1ポイント差で岩田のリードとした。

 挑戦者は勢いづいて左の強打を振ってきたが、岩田は右のカウンターを当て、6回には右ボディーを効かせて攻勢を仕掛けた。激しい打ち合いから8回にも強烈なボディーを叩き込み、公開採点も3~5点のリード。終盤にもクリーンヒットを連発し、11回には猛攻でレフェリーストップを呼び込み、指名挑戦者を押し切った。

 悪夢は繰り返さなかった。WBO王者だった昨年3月、レネ・サンティアゴ(プエルトリコ)にポイントアウトされて判定負け。初防衛に失敗して以降は「戦う気持ちをつくれなくなった」時期もあった。しかし、倒す一辺倒だったボクシングを見つめ直し、前戦から足を使うスタイルにも着手。前回苦杯をなめた“鬼門”のV1戦をクリアした。

 次戦以降で「2人戦いたい相手がいる。勝ち切ってから発言したい」と名前を伏せてきた標的との対戦を目指す。2人とはIBF王者タノンサック・シムシー(タイ)、さらにパウンド・フォー・パウンド(全階級を通じての最強ランキング)10位のWBA&WBO統一世界ミニマム級王者オスカー・コラーゾ(29=プエルトリコ)だ。コラーゾは階級を上げて、この試合の勝者との対戦を希望しており、岩田も「“その試合を見たい”とファンの方に思われる試合をしたい」と意気込んでいた。ビッグマッチに値する王者であることを証明してみせた。

 ▼岩田 凄く楽しめたんですけど、去年この両国で本当に悔しい思いをしたので今日は緊張しました。素直にうれしい気持ちと、バディジョ選手は本当に勇敢な、気持ちのある選手でした。人生初ダウンでヤベえと思いましたけど、ダメージはなかったので気持ちはすぐに切り替えられました。

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