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漫画家生活30周年 こうの史代展 (5)「描く人へ」 何のために描くのか

2025年4月30日 05時05分 (4月30日 10時52分更新)
『ヒジヤマさん 星の音 森のうた こうの史代短編集』から (C)こうの史代/コアミックス

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  • 『ヒジヤマさん 星の音 森のうた こうの史代短編集』から (C)こうの史代/コアミックス
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 「描く人へ」は、最新のちいさな読み切り作品です。
 深雪(みゆき)は、誰に見せるでもなくノートに漫画を描いています。悩みながらも描き続けます。「漫画を描く人へ何か勇気を与えられる作品を」という編集さんからの提案でしたが、正直わたしはこの題材があまり好きではありません。なぜなら、描く人の漫画は「描いたものを褒められて心が晴れる」展開が王道なのでしょうが、わたしはそんなものでは救われないからです。だって描いたものへの評価は、当然ながら描いている最中には現れないからです。しかも読む人に褒め言葉を強要するようで窮屈だからです。では、わたしには、いつ救われる瞬間が来るだろうか? そこにあらためて向き合ってみました。共感してもらえるなら嬉(うれ)しいです。(こうの史代)=おわり

5月2日開幕

 「漫画家生活30周年 こうの史代展」(北陸中日新聞、石川テレビ放送主催)は金沢市の金沢21世紀美術館市民ギャラリーBで5月2日から25日まで(無休)。前売り券は大人900円、高校・大学生700円、小・中学生500円、未就学児は無料。

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