広島・森翔平 雨天などで中22日…憂さ晴らしで破顔“1勝” 強力トラ打線相手にわずか2安打

[ 2026年7月4日 05:05 ]

セ・リーグ   広島5―1阪神 ( 2026年7月3日    甲子園 )

今季初勝利を挙げポーズを決める森
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 広島・森翔平投手(28)が投打に活躍し、待望の今季初勝利を手にした。3日の阪神戦(甲子園)に先発し、7回2安打7奪三振、1失点好投。打っては3回に先頭打者で左前打を放ち、難敵・大竹をKOする一挙5得点の猛攻の口火を切った。前夜は横浜で今季両リーグ最長の5時間21分の激闘の末にドロー。一夜明けの移動ゲームでも疲労を感じさせない快勝だった。 

 雨で登板が流れるなどして6月10日の西武戦以来、中22日での先発。開幕直後には左内転筋痛で約40日に及ぶ離脱もあった。そうした憂さを晴らす登板6試合目での今季初星。投打で活躍した森は、敵地でのインタビューで破顔一笑だった。


 「勝てて本当にうれしい。昨夜は長い試合で、野手や中継ぎの人たちは苦しかったと思う。僕が頑張って勝利に貢献できたら…と思って投げました」

 7回93球を投げ、鮮やかすぎる2安打1失点の好投。緩急を巧みに操って中軸3人を抑えた4回が象徴的だった。先頭・森下をチェンジアップで三ゴロに仕留めると、4番・佐藤輝は威力のある内角高め直球で三邪飛、大山もフォークで空振り三振に斬った。

 「右打者の内や、左の外が今日は全く投げ切れず、本調子ではなかったけど、ストライクゾーンには何とか強くいけていた。そこは良かった。緩急も有効に使えたと思います」

 予習の成果を勝利に結びつけた。今季の広島投手陣は、虎の強力な4選手を軒並み沈黙させている。中野の対戦打率・163、森下の同・222、佐藤輝の同・267、大山の同・150は、セ・リーグのカード別でいずれも最低。4人に対し森は、森下の単打1本に抑えてみせた。

 「そのデータはしっかり見て、いろんな球を使って単調な攻めにならないように。相手も研究してくるので」

 攻撃でも魅せた。先頭打者の3回に左前打を放って大竹KOに導く猛攻を誘発。6回の守備では先頭・高寺の打球を左ふくらはぎ外側に受け、痛みに耐えながら続投した。勝利への執念だった。新井監督は「ナイスピッチング。真っすぐにキレがあったから落ち球を振ってくれた。3回の攻撃は森(の安打)からだからね。本当に良かった」と絶賛した。

 「ずっと勝てていなかったので、ここから乗っていけるように。打たれても抑えても、勉強しながらやっていきたいなと思います」
 昨季は、初の先発ローテーション完走で7勝の実績を持つ。まだまだもの足りない。今季初星を起点に、5年目を迎えた左腕の白星量産に期待だ。 (江尾 卓也)

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