名門アストロズがフロント評価“最下位” 米専門サイト酷評「自ら愚かになろうとしている」

[ 2026年9月11日 08:43 ]

10日のフィリーズ戦に勝利し、ヘイダー(左)やウォーカー(右)とともに勝利を祝うアストロズのスミス(AP)
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 データ分析専門サイト「ベースボール・プロスペクタス」は10日(日本時間11日)、2026年版のMLBフロントオフィス・ランキングを発表し、アストロズを30球団中最下位とした。最大の理由として挙げたのが、ジム・クレーン・オーナーによる野球部門への強い介入と、球団運営が時代に逆行している点だ。

 アストロズは2010年代、ジェフ・ルーノウ元GMの下でデータ分析や選手育成を積極的に取り入れ、球界のフロント改革を先導した。ルーノウ退任後もジェームズ・クリックGMの下で成功を続け、2022年にはワールドシリーズを制覇。ところがクレーン氏はその直後、クリック氏に1年契約しか提示せず退任に追い込んだ。

 その後はクレーン氏自身が編成の意思決定に深く関わり、殿堂入り一塁手ジェフ・バグウェル氏を側近として重用。同サイトは、バグウェル氏が「数字では説明できないことがある。野球をするのは人間で、コンピューターではない」と語ったことを象徴的に紹介した。実際、この体制で衰えの見えていたラファエル・モンテロ、ホセ・アブレイユと大型契約を結び、いずれも失敗したと厳しく指摘している。

 さらに後任GMダナ・ブラウン氏の在任中も、クレーン氏とバグウェル氏の影響力は強かったとされ、ブラウン氏は先月解任。クレーン氏が再び野球部門を直接掌握した。

 国際スカウトや投手発掘など優れた部門は残っているものの、同サイトは、クレーン氏が自ら野球部門を掌握し、データ分析よりも「昔ながらの野球人の勘」を重視する方向へ進んでいることを厳しく批判。「他球団は少なくとも、わざわざ時代に逆行する道を選んではいない」と皮肉り、現在のアストロズをMLBで最も危ういフロント体制と評価した。

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