日本ハム・中島 今季限りの引退発表 22日楽天戦で引退試合「最後まで自分らしくグラウンドに」

[ 2026年9月12日 06:00 ]

室内で打撃練習する中島(撮影・西川祐介)
Photo By スポニチ

 日本ハムは11日、中島卓也内野手(35)が今季限りで現役引退すると発表した。16年に日本一に貢献した俊足堅守の内野手は、世代交代の波もあって今季は1軍出場なし。悩み抜いた末、粘りある打撃や小技で生き抜いた18年間にピリオドを打つことを決めた。22日の楽天戦(エスコン)で、引退会見とセレモニーが行われる。

 未練はあるが、後悔はない。千葉・鎌ケ谷の2軍施設には、いつも通り若手と汗を流す中島の姿があった。今シーズン限りでの現役引退を決断。練習後に報道陣に囲まれると「悩んだ部分もあったので。もう迷いがないというか、スッキリしたというか…」と、苦渋の決断に至った胸中を明かした。

 シーズン14試合を残した決断。最大の理由は世代交代だ。今季2軍で56試合に出場し打率.265。盗塁成功率10割となる11盗塁を記録した一方、ここまで1軍から声は掛からなかった。「やりたい気持ちはあった」と振り返るが、先月下旬に球団幹部と会談。チーム方針を理解し、熟考の末に後進へ道を譲ることを決めた。

 福岡工から08年ドラフト5位で入団。プロ4年目の12年から守備固めや代走要員として出場機会を増やし、14年には二塁で初の規定打席に到達した。翌15年に同郷の先輩・田中賢介がメジャーから復帰したことで遊撃に転向。同年は初の盗塁王&ベストナインを獲得し、16年には不動の遊撃手として日本一に貢献した。

 堅実な守備に盗塁技術は球界屈指だった。追い込まれてから際どいボールをカットする技術は職人級で、多くの投手に嫌がられた「カット打法」は中島の代名詞となった。

 22日の楽天戦で引退会見とセレモニーを実施する。「最後までファイターズの一員として、自分らしくグラウンドに立ち続けたい」と中島は言う。謙虚で実直。そして口下手だが、ひたむきに野球に取り組む姿勢は後輩たちの手本となり続けた。最後の一球まで、後輩に背中を見せる。

続きを表示

「日本ハム」特集記事

「大谷翔平」特集記事

野球の2026年9月12日のニュース

タグ内の最下位に記述をオススメします ここから-->