ミキハウス・松尾龍乃が決勝打 3年連続の日本選手権出場狙うチームは8―0で快勝発進

[ 2026年9月17日 09:37 ]

第51回社会人野球日本選手権大会近畿地区最終予選1回戦   ミキハウス8―0ムラチグループ ( 2026年9月16日    わかさスタジアム京都 )

近畿地区最終予選の初戦で決勝打を放ったミキハウス・松尾(提供写真)
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 3年連続の本大会出場を狙うミキハウスが快勝発進した。「5番・左翼」でスタメン起用された入社4年目の松尾龍乃が4回に決勝の先制タイムリー。投打に隙のない野球を見せ、2回戦に駒を進めた。

 「とにかく先制点を早く取りたかった。最低でも走者を進めようとしていた中で点を取れたのは、役割を果たせたと思います」

 均衡を破ったのは、松尾のバットだった。0―0の4回無死二塁。1ストライクからの2球目、高めの直球を中前へはじき返した。ここから打線がつながり、5回には田中秀政が左越えソロを放つなど11安打8得点。5回からの2イニングを零封した2年目左腕・木下真吾が公式戦初勝利を挙げた。

 悔しさを成長の糧とした。予選敗退に終わった今夏の都市対抗。入社2年目から中軸を担ってきた松尾も、途中出場のみの2打数無安打に終わった。

 「春先からあまりバッティングの状態も良くなく、技術ばかりを考えていましたが、自分のフィジカルを見つめ直すことにしました」

 かつての輝きを取り戻すための行動は早かった。予選が終了してすぐさま、ウエートトレーニングに注力。スクワットやデッドリフトの数を増やすとともに、個別練習では内野の足さばきや瞬発系のメニューに時間を割いた。苦しい真夏の練習をやり切ったことで、飛距離も徐々にアップ。何より、大事な初戦で5番を任されたことが、地道な努力の証だろう。

 「都市対抗は応援することしかできず、本当に悔しかった。僕も含めて控えだった選手が目の色を変えれば、チームの雰囲気も良くなってくると思っていました」

 目の前の一球、一球に集中できたからこそのこの日の快勝劇。「挑戦者として下から這い上がっていくつもりで、残りの試合も戦っていきます」。24年の日本選手権1回戦・ENEOS戦で放った特大の決勝弾は記憶に新しいところ。復活を期す左打者が、チームを日本選手権へと導く。

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