3連覇の小久保監督「感無量です」 優勝インタで誓い 2位と10ゲーム差へ「しっかり意識しながら戦う」

[ 2026年9月17日 21:22 ]

パ・リーグ   ソフトバンク7―1オリックス ( 2026年9月17日    京セラD )

<オ・ソ>リーグ3連覇を遂げ、胴上げされる小久保監督(撮影・井口 裕介) 
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 優勝マジックを2としていたソフトバンクは17日、オリックスを7―1で下し、2位の西武も敗れたため3年連続24度目(1リーグ時代を含む)のリーグ優勝を決めた。小久保裕紀監督(54)は史上3人目の就任1年目からのリーグ3連覇。球団にとっては福岡移転後初の3連覇で、南海時代の66年以来60年ぶりの快挙となった。10月14日からのクライマックスシリーズ・ファイナルステージを勝ち抜き、2年連続日本一を目指す。

 たくましいナインの手で7度宙を舞った小久保監督は、京セラドームの歓声を受けて優勝監督インタビューに臨み「2月のキャンプからパ・リーグ3連覇…。大阪を本拠地としたホークスが福岡に移転してから成し得ていない目標だったので、その目標を達成することができて感無量です」と語った。

 5回までオリックスの先発左腕・曽谷に3安打に抑えられる苦しい流れだったが、6回に打線が目覚めた。先頭の柳田がしぶとく中前に安打を放つと、4番の栗原が死球で無死一、二塁に。5番の柳町が3ボールから強振した。滞空時間の長い打球を放つと、中堅フェンス直撃の適時打で同点に追いついた。さらに7番の牧原大が、2番手の富山から右越えの2点三塁打で逆転に成功し、ベンチに向かって喜びを爆発させ、相手の暴投で4点目も入り、救援陣がしっかりと役割を果たし、打線も9回にダメを押した。

 「勝ち続けることの難しさは感じならがのシーズンでしたし、今年は野手陣に大きなケガ人が出ることなく、自慢の得点力でしっかり得点を重ねながらね、投手陣は若い投手が出てきて、非常にバランスのいいチームだったなと思います」と振り返った。

 春から順風満帆に進んだわけではない。5月24日に「王レガシーデー」として開催した一戦は、全選手が監督時代の背番号「89」の特別ユニホームで臨んだ。左の長距離砲として王球団会長から熱心な指導を受けてきた柳田悠岐外野手が勝利の立役者となり、試合後は「奇跡。僕の力ではなく、数々のレジェンドがパワーをくれた」と余韻に浸った。小久保監督は「今年のターニングポイントはレガシーデー。ここで我々ホークスの風向きが変わりました」と話した。

 小久保監督の現役時代の01、12年に跳ね返された3連覇への挑戦。主砲に期待した山川が不振でも、新4番に置いた栗原がリーグ打撃2冠を独走と覚醒した。近藤も力強く後輩4番打者をサポートした。新1番に据えた正木は自己最多の27本塁打と、期待以上の大化けをみせチームを引っ張った。栗原には「まだシーズン終わっていないので40発打ってほしいです」と注文をつけた。

 「1軍は2軍、3軍、4軍の選手の手本になるというのもホークスの伝統。それを体現してくれた選手には感謝したい」とし、「今年は新たなルールがありますんで。2位との10ゲーム差というところもしっかり見据えながらの残り試合になる。ベテラン選手たちは休みたいと思うでしょうが、10というところまでしっかり意識しながら残り試合を戦いたいと思います」と締めくくった。

 就任1年目からの3連覇は史上3人目。現役時代に築いた「常勝軍団」の系譜を、指揮官としてより力強く発展させた。

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