広島・坂倉将吾 台風被害の故郷・千葉に元気届けた決勝2ラン!21、22年の自己ベストに並ぶ68打点

[ 2026年9月25日 05:05 ]

セ・リーグ   広島3─1巨人 ( 2026年9月24日    マツダスタジアム )

<広・巨23>4回、坂倉は先制の14号2ランを放つ(撮影・平嶋 理子)        
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 広島・坂倉将吾捕手(28)が24日、本拠地の右翼席へ待望の一発を放った。巨人戦で、4回に20試合82打席ぶりとなる先制の14号2ラン。今季の打点を68とし21、22年の自己ベストに並んだ。投げては、森下暢仁投手(29)が今季初の中5日で6回を1失点に抑え、8月14日以来の7勝目。試合は3―1で快勝し、逆転Vに懸ける相手に意地を見せた。

 その一撃は3年連続Bクラスが決まり、秋風が吹くスタンドに熱狂を呼んだ。無死二塁に左中間二塁打の中村奨を置いた4回、4番・坂倉が先制の14号2ラン。仲の良い森下と並んだ本拠地のお立ち台で笑顔が弾けた。

 「甘い球を初球から振っていこうと思っていた。良いポイントで、ひと振りでしっかり捉えることができたので良かったです」

 巨人・西舘が投じた初球の内寄りカットボールを振り抜くと、打球は赤いファンの歓声に乗って右翼席に吸い込まれた。8月30日のヤクルト戦以来、実に20試合82打席ぶりの一発。今季の打点を68とし21、22年のキャリアハイに並んだ。

 「留意しているのは打点と本塁打。打率は上下しても、その2つは減ることがない。安定して上積みさせたいと思っています」

 そうコメントした7月18日の時点で打率・258、10本塁打、45打点。前後を打つ3、5番がなかなか固定できない打線にあって、四球OKの厳しい配球も少なくなく、打率は現状・248。留意する2項目の伸びも鈍化した。それでも4番打者は言い訳しない。

 「厳しい攻めかもしれないけど、仕留められる球はずっとある。打つ球がないという感じではないので、実力不足かなと思います」

 新井監督が「久しぶりに引っ張ったいい当たりを見ることができた。ナイス」と称えた28歳の一撃。故郷の千葉県・酒々井町は、台風25号の豪雨によって発生した崖崩れの影響で、住宅街に深刻な浸水被害が起きた。

 「実家は大丈夫みたいです。自分は頑張ることが仕事。結果でまた元気にできるのなら、なおさらいいと思うし、まずは元気に毎日グラウンドに立つということを最後まで継続したいと思います」

 本拠地に詰めかけたファンに熱狂を、故郷には元気を届けた坂倉のアーチ。シーズン残り9試合、意地と心意気はまだ見せられる。
(江尾 卓也)

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