ヤクルト・池山監督も長嶋魂 強風やんだ“メークミラクル”増田V4号で堅首

[ 2026年6月4日 05:30 ]

交流戦   ヤクルト1-0ロッテ ( 2026年6月3日    神宮 )

<ヤ・ロ>6回、ソロを放った増田をベンチで出迎える池山監督(中央)(撮影・長久保 豊)
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 魅了し、憧れの存在になる。プロ野球選手の役目だ。野球を国民的スポーツへと成長させた長嶋さんがこの世を去ってから1年の命日。ヤクルト・池山監督は「魅せることが、僕らも子供の頃の憧れに、夢に変わっていった。今いる選手も、憧れや夢を持ってもらえるようなプレー、スタイルというのを欲しいよね」と力説した。

 指揮官も、長嶋さんのプレーに見入っていた一人だ。「引退試合のマイクを持っていたやつも、ずっと見たように覚えている」。伝説のスピーチとなった場面を、テレビ画面越しに見ていた。現役時代には長嶋さんの長男・一茂氏と共闘。同い年で同じ内野手の同氏をイジり倒したという。「あれはもう僕しかイジれない」と懐かしむ。長嶋さんには東西対抗戦などで顔を合わす度に「池山君はいくつだ?」と聞かれていたと明かし「一茂さんと同じですと言って“うん、そうか”と。同じことを2~3回聞かれた」と笑った。

 野球の華であるホームランで接戦をものにした。「何とか白星を。球界全体を見守ってほしい」と思いをはせて臨んだ一戦。0―0の6回に増田が決勝の左中間4号ソロだ。指揮官が「打った瞬間に風がなかったのが本当にびっくりした」と驚くように常時吹いていた風速5メートル超の向かい風がやむ奇跡もあった。

 ムードメーカーの活躍で首位をしっかりキープ。増田は「元気よく、ハツラツとプレーしてるところを見てもらって、プロ野球選手でも野球を楽しんでいるんだなと思ってもらえたら。少しでも良いなと思ってくれる子供が一人でも出てきてくれたらいい」と言った。明るく元気な男が令和の野球界を魅了していく。(小野寺 大)

 ≪奎二「まだまだ勝つ」待望1勝目≫高橋が今季3戦目で待望の初勝利を挙げた。7回101球を投げ、2安打無失点、6奪三振。お立ち台で「これから、まだまだ勝っていきたい」と沸かせた。オフから状態が万全ではなく、キャンプ、開幕を2軍で過ごし「チームが上位にいる中で自分がいないという悔しさを持ちながらずっとやってきた」。2軍で7試合に登板し、5月19日に1軍初先発。ようやく勝ち星を手にし「ここからしっかり流れに乗っていければ」と誓った。左のエース候補として期待する池山監督も「ようやく勝ちがついて、良かった」とホッとした表情を見せた。

 ≪DeNA・度会母が始球式 ストライク投球≫ヤクルト―ロッテ2回戦のファーストピッチセレモニーを、神宮球場外周でキッチンカーを営業するDeNA・度会の母・祥子さんが務めた。捕手役は球場販売部で働く度会の兄・基輝さんが務め、見事なストライク投球。球団OBでヤクルトジュニアの監督も務める父・博文氏も笑顔で見守った。ロッテ3連戦は「はたらくひと応燕シリーズ」として開催され、同球場で働く人の代表として登場した。

 ▼ヤクルト・松下(6回の第3打席で神宮初安打となる右前打)いい当たりじゃなかったですけど、ファンの方が喜んでくれたんで良かった。勝てて本当に良かったです。

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