阪神・佐藤輝明 運命の天王山で引導渡す 球団初の「巨人戦8連勝」へドラ1竹丸「打ち崩す」

[ 2026年9月12日 05:15 ]

勝負の天王山へ意気込む佐藤輝(撮影・亀井 直樹) 
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 阪神は12日、1・5ゲーム差に迫る2位・巨人との天王山に挑む。決戦の舞台となる東京ドームで今季打率・375、4本塁打を誇る佐藤輝明内野手(27)は、相手先発のドラフト1位左腕・竹丸を「打ち崩す」と宣言した。8月11~13日の「真夏の天王山」では3戦連発を含む計4本塁打を記録。同球場4戦連発で球団史上初の伝統の一戦8連勝を刻み、優勝マジックを「17」から一気に2つ減らす。

 必死に食い下がる宿敵に引導を渡すのは、佐藤輝の弾丸だ。2位・巨人との直接対決。勝てば2・5ゲーム差に広がり、優勝マジックは「15」。逆に敗れれば、0・5ゲーム差に縮まる。勝つと、負けるでは天と地の差がある一戦でも、主砲は泰然自若。甲子園の室内練習場で最終調整を終え、淡々と決意を語った。

 「もちろん大事な試合。でも、できることはいつもと変わらないと思う。いつも通りを意識して頑張る」

 全体練習ではフリー打撃は行わず、ティー打撃や素振りで入念にフォームをチェックした。特に素振りは、室内練習場の片隅にあるブルペンの左打席を使用。己の世界に没入し、東京ドームの右翼席へ強烈な打球を叩き込む姿をイメージしながらスイングを続けた。

 8月11~13日の東京ドーム決戦、同28~30日の甲子園決戦の、2つの「真夏の天王山」を続けてスイープ。伝統の一戦は、7月26日の一戦から7連勝中だ。今季は同カード16勝7敗と圧倒し、東京ドームに限れば10勝2敗。敗れた2敗も惜敗だった。今季に限れば、敵地で完敗した事実は残らない。それも佐藤輝がどっしりと4番に座り、快音を響かせ続けているからだ。

 今季、東京ドームでは打率・375、4本塁打、12打点。巨人戦でも同一リーグカード別最高の同・371を誇り、7本塁打、19打点と数字が映える。球史に残るデッドヒート。「真の天王山」、「9・12決戦」――。頂点へ向けた大一番でも、背番号8のバットが火を噴く。東京ドームでは3戦連発中で、同球場での4戦連発となれば今年7~8月の森下以来。本塁打王争いを繰り広げる後輩に負けじと、豪快弾で先輩の威厳を示したい。

 「またしっかり(竹丸の)対策をして、みんなで打ち崩せるように頑張ります」

 竹丸には3月27日開幕戦で3打数無安打に封じられるも、5月24日に3打数2安打できっちりリベンジした。苦手意識はない。ルーキー左腕を攻略し、91年目の猛虎史で初となる「巨人戦8連勝」へ――。歴史的1勝はそのまま、虎の再チャージに直結する。ラストスパートの号砲を打ち鳴らし、一騎打ちに終止符を打つ。(八木 勇磨)

 ○…阪神は今季の巨人戦16勝7敗で、7月16日の17回戦から7連勝中。きょう勝って8連勝なら、1937年秋の7連勝(7戦全勝)を上回る球団新記録となる。敵地の東京ドームでは10勝2敗。ビジター球団の同球場勝利数としては、97年ヤクルトと並んで最多で、こちらも更新となるか。

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