中日・高橋宏斗 自己最多142球熱投実った「最後は気力」志願の続投で9回12K零封 連敗ストップ貢献

[ 2026年9月14日 05:05 ]

セ・リーグ   中日1─0阪神 ( 2026年9月13日    甲子園 )

<神・中23>力投する高橋宏(撮影・平嶋 理子)           
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 1―0の11回2死、松山が大山を三ゴロに打ち取るのをベンチで見届けた中日・高橋宏は安堵(あんど)の表情を浮かべた。9回4安打無失点、12奪三振。勝利投手にならなくとも、自己最多142球の熱投が救われた瞬間だった。

 「最後は気力です。才木さんより先に降りるわけにはいかなかったので、僕から監督に“9回を締めくくりたい”と言いました」

 24年秋の侍ジャパン合宿で親交を深めた才木との投げ合いで燃えた。9回1死二、三塁で大山と対峙(たいじ)しても冷静だった。カウント2―2からの5球目、外角低めカットボールで空振り三振。気迫がにじみ出たのは、その後2死満塁、142球目だ。外角低めいっぱい156キロ直球で坂本を右飛に斬った。

 投げきりたかった理由がある。8月28日のDeNA戦。ノーヒットノーランを逃した直後に右手がつり8回途中で降板。緊急登板した救援陣が打ち込まれた。「ああいう場面でいく中継ぎの気持ちも分かる。降りると苦しくなる」。球団投手が140球以上を投げたのは23年3月31日巨人戦で小笠原(現巨人)が145球を投げて以来だった。

 チームの連敗を3で止めた立役者に、井上監督は「あっぱれ。高橋宏斗ここにありという投球をしてくれた」と称えた。高橋宏は「体力的に大丈夫。残り試合しっかりやります」と意気込んだ。 (湯澤 涼)

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