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奇跡のラス投 イナダ45センチ ショゴやカマスは次々と

[ 2026年9月30日 05:30 ]

ブザービーターでモノにしたイナダ45センチに誇らしげなイトー
Photo By スポニチ

 【芸人が釣る】神奈川・平塚の庄三郎丸で久々にイナダジギングをやってきました。周りはみんな餌釣り勢で不安もありましたが、釣果はまずまず。ショゴ(カンパチの幼魚)やカマスが次々と…。あれ?本命釣れてないやん!!そんなイトーに来た、最後の一投の奇跡とは――。

 5年前に1度やったきりのイナダジギングを思い出し、胸躍らせて乗船。3隻満船と盛況だが、なんと全員餌釣りでルアーは伊藤ひとり。さすがに焦る。久々で分からないことだらけ。近くのルアー客に教えてもらい、情報交換してもらい…と頼る気満々の予習ゼロで来てしまった。

 ミヨシに座り、ポイント到着までに対策を…と考え込む。すると3月にホウボウ釣りでお世話になった仲乗りの今田昇一さんを発見。あいさつもそこそこにジグの重さと誘い方を聞く。ジグは60グラムで、誘い方はワンピッチジャークだって。

 港から5分でポイント到着…って近いなっ!水深28メートル。後藤久船長がアナウンスしてくれるタナより2メートルほど深く沈めて、ゆったりとしたワンピッチジャークで誘う。反応なし。もう一度落とし今度は激しくワンピッチジャーク。ガツン!来た。ジーッというドラグ音。気持ち良い引きだが、上がってきたのは35センチのカンパチ。いわゆるショゴ。1投目かつミヨシで釣ったので周りの餌釣りのお客さんは「おおー」と羨望(せんぼう)のまなざし。最高に気持ち良い。今この船内で魚を釣ったのは俺だけ。イトーNo・1。

 だが優越感に浸れたのはつかの間。周りもポツポツ釣れ出す。イトーは2投目もショゴ。幸先よく3匹釣ったところでポイント移動。ここからしばらく釣れない時間帯に。ルアーチェンジを繰り返し、ようやく正解を導き出す。ジグのリアにブレード付きフックを装備。コレがハマり2匹追加。

 だが、ここでまたパタリと止まる。状況を察した船長が「じゃあここから、いったんお土産釣りに行ってみるねー」。移動中、今田さんに教わったジグサビキをセット。その名の通りジグの上にサビキが付いた仕掛け。ジグは食わない魚もサビキに食いつく。コレを海底まで落とし、ピクピク誘うとググググ…とすぐに反応。上げてみると30センチほどの良型カマスがダブルヒット。これを15分ほどでみんなでわんさか釣って、再びイナダポイントへ移動。

 ここでふと気付く。よく考えたらメインのイナダ釣れてへんやん!ショゴとカマスで満足してはならぬと、必死にいろんなパターン、ルアーチェンジを繰り返す。何度か当たりがあるけど釣れない。もどかしい…。このタイミングで久船長の「はい。今日はこれで終わりです」と無情のアナウンス。

 悔しい。悪あがきで最後にもう一度誘ってみると、ガツン!!この日一番の当たり。ジー!!「引く引くー」と大げさにリアクションして周りのお客さんにアピール。「タモお願いします!」。今田さんに言ってるようで周りにマウントを取る。上がってきたのは丸々太った立派なイナダ45センチ。

 見事なブザービーターに近くのお客さんからは拍手が。最後の最後に本命が釣れ、この上ない釣行となりました。外道もいろいろで、この時季から最高の釣り物だと思います。

 ◇伊藤 貴之(いとう・たかゆき)1986年(昭61)生まれ、岐阜県出身。2018年に石橋俊春と「官兵衛」を結成。吉本興業所属。

 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、平塚・庄三郎丸=(電)0463(21)1012。出船は午前6時、乗合料金は1万2000円。女性、学生は割引あり。キハダ・本ガツオ船あり。ともに要予約。

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