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握力限界…全開サワラ80センチ級だ!4匹だ!! リール巻きまくり 帰路ヘロヘロ 

[ 2026年9月24日 05:30 ]

80センチ級のサワラも手にして満足の中山だが、握力はもう限界…
Photo By スポニチ

 【バイカー紗希の釣~りんぐ】125CCのスクーターで釣り場に向かうアウトドアガール中山紗希。今回は東京・深川の吉野屋でサワラ釣り。帰り道、ハンドルを握る手がヘロヘロになるほどリールを巻きまくったが、果たして釣果は…?

 夏休みに北海道をレンタルバイク(125CC)でツーリングして以来、すっかりバイクのとりこ。長距離も余裕だぜ!という気分で、この日も横浜の自宅から吉野屋までバイクで向かった。ここ最近、あちこちで鳥山(海面に集まる鳥の群れで、下に魚がいるサイン)が立っているらしい。そんなことをニヤニヤ考えながら走るには、30キロじゃ全然足りない。

 ブレードジグの登場で、ここ数年、サワラは手軽に狙って釣れる魚になった。軽量ジグの後ろに回転するブレードとフックを付けたルアーで、投げて、着底させて、全速力で巻くだけ。上手な人はそこにさまざまな引き出しを持っているらしいが、そんなものは持ち合わせていない私は、郷に入っては郷に従えとばかりに、かじを握る高橋郷船長オススメの「TGベイト45グラム緑金カラー」でスタートした。

 サワラは曇天のほうが釣れるイメージがあるけど、この日は雲ひとつない快晴。アクアライン・風の塔付近でひたすらキャストを繰り返すも、午前中は船中でサゴシが2本だけという沈黙の展開だった。

 そんな中、船長のアナウンス。「ボトムから宙層くらいと、上から4メートルくらいに反応が出てるよ。これは食いそうだけどなぁ~」。その直後、ジーッと待望のドラグ音が私のリールから響いた。「食った!」と大騒ぎしながら玉網入れを頼もうと周囲を見渡すと、周りもロッドが半月状にしなっている人だらけ。巻いているうちに自分のはあまり大きくないと分かったので、玉網は頼まず、水面から一気に船の上へ抜き上げた。

 その後もバタバタと当たりが続き、4匹を釣り上げた。中には80センチはあろうかという良型も。本来なら玉網でお出迎えしてもらえるサイズだけど、この日は90センチクラスが次々と上がり、船長の玉網はそちらに出動しっぱなし。初めに大騒ぎしたわりに、私はずっとソッと釣りをしていたのだった。みんなこっち見てよ…。

 帰り道、4匹釣った私の握力はもうヘロヘロ。サワラ釣りは、とにかくリールを巻きまくる体力勝負なのだ。長距離も余裕だぜと思っていたのに、クラッチのないバイクで本当に良かったと、身に染みた。

 釣ったサワラはその日のうちに刺し身に。ほんのり桜色の身は、包丁を入れるとしっとり柔らかい。サワラは「魚へんに春」と書くが、東京湾では秋から冬にかけて脂が乗る。舌の上でとろける食感と、かむほどに広がる上品な甘みとうまみがたまらない。寝かせてもおいしいけど、釣りたてもおいしいから両方食べられるのは、釣り人の特権だよね。

 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、深川・吉野屋=(電)03(3644)3562。出船は午前6時30分、乗合料金は1万3000円。タチウオ船、LTマアジ船も出船中。

 ◇中山 紗希(なかやま・さき)1992年(平4)生まれ。都内の会計事務所に勤務する傍らバイクで釣行。日本百名山全山制覇にも挑戦しているアウトドアラー。

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